警視庁生活環境課は、遺伝子が組み換えられたメダカを育成、販売するなどしたとして、愛好家の男らを、カルタヘナ法違反の疑いで逮捕した。カルタヘナ法は、生態系に悪影響を与えないよう、遺伝子組み換え生物などを規制する法律。2004年に施行され、逮捕者が出るのは初めて。 逮捕されたのは、60代~70代のメダカ愛好家の男ら5人。調べによると、5人は、おととしから去年にかけて、環境大臣の承認を受けずに、遺伝子が組み換えられたミナミメダカを販売目的で運搬し、育成するなどしたとされる。 押収された遺伝子組み換えメダカ(8日午前 麹町署) この記事の画像(12枚) また、遺伝子組み換えメダカの拡散に関わったとして、会社員の男ら4人についても、カルタヘナ法違反の疑いで書類送検された。 逮捕された5人のうち、埼玉県・春日部市の増田富男容疑者(67)は、メダカ販売業者。古川敏一容疑者(68)は、遺伝子組み換えメダカ