山田悠介を手にとるも、お腹いっぱいになる インパクト 現実離れしたストーリー 平易な文体 がっくりの理由 山田悠介嫌い派の主張 山田悠介を手にとるも、お腹いっぱいになる この前、久しぶりに山田悠介の本を手に取った。友人の家だった。 「スイッチを押すとき」というタイトルの本だった。 読まないからあげるよ、という友人の言葉を背に受けながら、私はしばしタイムスリップすることにした。 私は小学5年生、6年生あたり、かなり山田悠介の作品にはまっていた。スイッチを押すときも、その時に読んだものだ。 改版され、オモテ表紙に描かれた、良く言えば現代風の、悪く言えば本の中身も薄そうな絵―えらく美化された登場人物の絵―が目に入ってくる。『結婚したのか、俺以外の奴と』で有名な浮気ゲー「今夜アナタと眠りたい」の東山にそっくりだ。 確か私が読んだものは表紙に赤いスイッチが描かれていた気がするが……。時代も変わったも