デベロッパーにとっては、Mac OS Xの64bitとマルチコアへのコミットも興味深い。 Intel CPUへの移行期だった2年前から今に至るまで、CPUの動作クロックは標準2GHz、最大でも3GHz程度というのは変わっていない。2、3年もあればクロックが倍増していたかつての状況と異なり、今後、CPUの動作クロックが劇的に向上することはない。 CPUに加えて、メモリーにも転機が訪れている。現在では、エントリーレベルのMacですら4GBを越えるメモリーを搭載可能になっており、ハイエンドのMac Proなら48GBまで拡張可能だ。にもかかわらず、32bitのアプリケーションでは、理論的な上限でも4GBまでのメモリーしか扱えず、実際にはもっと少ないメモリーしか同時に使えない。 そこで重要になってくるのが、ハードウェアとソフトウェアの64bit対応だ。 フル64bit化することで、より効率のいい演