サッカーJ1ジュビロ磐田のウズベキスタン人MFムサエフ選手(28)の落とした財布が27日、磐田署を通じて3日ぶりに本人の手元に戻った。中身は全て無事。同選手は「日本はなんて安全な国なんだろう。ぜひお礼がしたい」と異国で触れた善意に感動し、匿名で同署に届けた拾い主を探している。 ムサエフ選手は24日正午ごろ、同市高見丘のガソリンスタンドで給油した際、財布を車の上に置いたまま発進し、紛失したという。若干の現金と、在留カードやクレジットカードなどが入っていた。同署などによると、財布は25日、同市富里の富岡駐在所に届いた。当時は駐在員が不在で、拾った場所と時間などが書かれたメモと一緒に置かれていたという。 今年1月に来日したムサエフ選手は「ウズベキスタンだったら、中身を取られたまま捨てられていたと思う。戻ってくるなんて信じられない」と感嘆し、「母国の父に電話したくらい不安だった。届けてくれた人