米フォード、マツダ株売却へ=新たな自動車再編の引き金に 米フォード、マツダ株売却へ=新たな自動車再編の引き金に マツダの筆頭株主の米自動車大手フォード・モーターが、保有株の大半を売却する方向で関係先と最終調整していることが16日、分かった。出資比率は現在の11%から数パーセントに下げる方向で交渉しており、1979年以降31年間続いたマツダの筆頭株主を降りる見通しだ。マツダが新たな提携先を模索すれば、世界的な自動車再編に発展する可能性が出てきた。 両社は、売却するフォード保有株の受け皿先企業と月内に調整を完了し、11月に正式決定する運び。 フォードは、マツダの主力取引銀行の三井住友銀行などに幅広く、出資比率で各1%程度の株式の買い取りを要請しているもよう。時価で約420億円の保有株の大半を売り、急成長する中国などの新興国で投資を拡大するとみられる。 マツダは現在、主力車種で車台をフォ