「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と近い関係にあるかのような記事で名誉を傷つけられたとして、稲田朋美・自民党政調会長(56)が週刊誌「サンデー毎日」の発行元だった毎日新聞社に慰謝料など550万円の損害賠償と判決が確定した場合の判決文の掲載を求め、大阪地裁に提訴した。17日に第1回口頭弁論があり、同社側は「記事内容は真実で、公共性もある」と反論した。 提訴は2月13日付。同誌は昨年10月5日号で「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」と題する記事を掲載。稲田氏の資金管理団体への献金者に、在特会の有力会員や同会幹部とともに活動する人たちが計8人いると指摘し、「在特会との近い距離が際立つ」と書いた。 稲田氏側は、在特会の会員と確認できるのは8人のうち1人だけと主張。さらに「寄付を受けることは、必ずしも寄付者の思想信条に共鳴していることを意味しない」と訴えた。
◇毎日新聞調査 トップの港区と熊本県球磨村、格差6.5倍 全国1741市区町村の納税者1人当たりの年間平均所得について格差の度合いを示す「ジニ係数」を年ごとに求めたところ、2013年に係数が上昇し、格差が広がったことが毎日新聞の調べで分かった。安倍政権の経済政策「アベノミクス」による株価上昇で大都市部の一部自治体で住民が所得を伸ばしていることが背景にあり、アベノミクスが地域間格差を拡大させていることが数値で裏付けられた。 【消滅可能性都市、活性度低い議会】 毎日新聞は、総務省が毎年公表する「市町村税課税状況等の調(しらべ)」で、市区町村別の課税対象所得の総額を納税者数で割った額を平均所得と算定。04〜13年の10年間でジニ係数を求めた。その結果、構造改革を進めた小泉純一郎政権後半の04〜06年に係数は大きく上昇したが、08年秋のリーマン・ショックを経て09年に下降。その後民主党政権下は
テレビ朝日の「報道ステーション」でアベノミクスを取り上げた報道に対し、自民党が「特殊な事例をいたずらに強調した」と批判し、「公平中立な」番組作りを要請していたことが分かった。自民党は要請を認め「圧力はなかった」と説明するが、編集権への介入との指摘も出ている。 【テレ朝の古賀氏降板問題】「圧力」か「暴走」か 言い分、真っ向対立 要請書は衆院解散後の昨年11月26日、自民党衆院議員の福井照報道局長名で出された。同月24日放送の「報道ステーション」について「アベノミクスの効果が、大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく、特定の富裕層のライフスタイルを強調して紹介する内容」だと批判。「意見が対立している問題は、できるだけ多くの角度から論点を明らかにしなければならないとされている放送法4条4号の規定に照らし、特殊な事例をいたずらに強調した編集及び解説は十分な意を尽くしてい
◇勝久会長の株主提案は否決される 経営方針をめぐって会長の父と社長の娘が対立している大塚家具の株主総会が27日、東京都内で開かれた。会社側が提出した社長の大塚久美子氏(47)ら10人の取締役の選任を求める議案が賛成多数で可決された。一方、久美子社長の父の大塚勝久会長(71)らを取締役に選任する株主提案は否決され、勝久氏は会長を退いた。委任状争奪戦に発展した父娘の対立は、久美子氏に軍配があがった。 【大塚家具「お家騒動」を読む】父と娘「追い落とし」激化 根底にあるのは… 会社側提案には出席株主の約61%が賛成に回った。約10%の議決権を持つ米投資ファンド、ブランデス・インベストメント・パートナーズや、約10%を保有する大塚家の資産管理会社、ききょう企画から支持を得た。議決権助言大手の米ISSも、会社側提案に賛成推奨した。 一方、勝久氏は約18%を保有する筆頭株主。約3%を保有するフラン
維新の党の足立康史衆院議員(比例近畿)は26日、衆院厚生労働委員会で元秘書の残業代を「支払うことはできない」などと発言したことについて「残業代不払いを奨励する意図は毛頭ない。労働時間管理になじまない働き方が増えており、働き方を柔軟にすべきだとの問題提起の例で挙げた」と釈明した。その上で「誤解を招く発言でお騒がせしたことはおわびする」と陳謝した。毎日新聞の取材に答えた。 労働基準法は時間外労働への残業代支払い義務を課すが、「機密の事務を取り扱う者」は適用外としている。厚労省によると、国会議員秘書の場合は個々の事案で異なるが、該当する可能性もある。足立氏は「議員秘書への残業代不払いは違法ではないと考える」と説明した。 足立氏は25日の同委員会で、「私は24時間365日仕事をする。そういう中、秘書だけ法に沿って残業代を支払うことはできない」などと語っていた。【福岡静哉】
滋賀県近江八幡市のボウリング場で女性店員に無理やり土下座させたとして、強要罪に問われた同市出町、舗装工、寺方和哉被告(27)に対し、大津地裁は18日、懲役8月(求刑・懲役1年)の実刑判決を言い渡した。小野裕信裁判官は「相手の人格や立場を顧みず、悪質だ」と指摘した。 判決によると、寺方被告は昨年12月6日午前1時20分ごろから同2時ごろにかけて、知人の少女2人とボウリング場を訪れた際、少女2人が女性店員に年齢確認を求められたことに立腹。「店のもん壊したろか」などと言い、土下座を強要した。 小野裁判官は「女性店員は屈辱的な対応を余儀なくされた。(強要行為の)大部分を行っており、主犯としての責任は免れない」と述べた。【村松洋】
NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長が今年1月2日、私的にゴルフに出かけた際、ハイヤーを利用し、その代金がNHKに請求されていたことが14日、わかった。内部通報で発覚し、経営委員で構成されている監査委員会が調査を始めた。 【NHK会長】「河野談話、国の方針でない」1月審議会で発言 関係者によると、籾井会長はゴルフに行った当日は、お金を支払っていなかった。その後、自己負担したが、返却の時期については内部通報があった前か後かは不明。 監査委員会はNHKを監視監督する経営委員3人で構成。内部通報を受け籾井会長ら関係者に事情を聴いている。自治体などの公的機関では立て替え払いは公私混同の温床になるとして、行ってはならないとされている。
毎日新聞 2015年03月03日 「Listening:<社説を読み解く>戦後70年首相談話 日本の「外交資産」を引き継ぐ」 記事の見出しには「日本の『外交資産』を引き継ぐ」とありますが、「資産」というメタファーを用いるならそれを食いつぶしまくっているのが安倍政権(第一次、第二次とも)なわけです。その危険な火遊びに「有識者」を送り込んでいる『毎日新聞』がこんなことを書いています。 70年談話にどんな内容が盛り込まれるかは、すでに国内外で高い関心を集めている。その理由の一つは、安倍首相が戦後50年の1995年に出された村山富市首相談話に批判的な考えの持ち主であることによる。もう一つは、中国が戦後史の節目を利用して歴史認識の対日包囲網をめぐらそうとしているためだ。 気分はもう「ABCD包囲網」ですね。しかしその「包囲網」って、日本の�“協力”がなければ成立しないんですけど? 歴史修正主義者を閣
一部の労働者を労働時間規制から除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)制度」(残業代ゼロ)など一連の労働関連法改正が今国会に提案される見通しになった。長時間労働がはびこる日本で、時間規制がさらに緩和されたら……。最悪のケースをシミュレーションしてみた。【浦松丈二】 【残業代ゼロ】「ブラック企業促進」だ/過労死認定ますます困難に/年収の3割消える試算 ◆ケース<1> ◇低賃金でノルマ地獄、ブラック企業合法化? <太陽光発電システムの企画・販売会社の営業職Aさんは法改正を受けて「業務内容も450万円の年収も変わらないから」と通常の労働時間制から企画業務型裁量労働制への雇用契約の変更を求められ、渋々同意した。 しばらくすると上司は「会社の業績悪化」を理由にノルマを増した。これまでも毎月80時間前後のサービス残業をしてきたが、ノルマ増加後は100時間を超え、過労からうつ症状を発症
京成電鉄が約46年間運行した電車「3300形」が28日、引退した。「さよならイベント」が行われた京成成田駅(成田市)のホームには、最後の雄姿をカメラに収めようとする約600人の鉄道ファンが殺到し、押されて転ぶ人が出るなど一時、混乱した。 1968〜72年にかけて製造された京成の通勤型電車。都営地下鉄1号線(浅草線)乗り入れ用電車として登場した3000形の流れをくみ、初期の塗装にちなんで「赤電」の名称で親しまれたが、老朽化に伴い、廃止されることになった。 この日は70年当時と同じ「特急成田山」のヘッドマークを付けて、京成上野駅(東京都)を出発。午前11時40分過ぎに京成成田駅に到着したが、写真を撮りたいファンが「押さないで」という社員の制止を聞かずに押し合う危険な状態に。子供が人ごみの中で圧迫され、ファン同士の怒号も飛び交って後味の悪い引退劇となった。【早川健人】
日本テレビで4月から放送されるアニメ「俺物語!!」の制作会見が20日、東京都内であり、主人公・剛田猛男役の江口拓也さん、ヒロイン・大和凛子役の潘めぐみさん、親友・砂川誠役の島崎信長さんら声優陣が登場。誠の姉で猛男に思いを寄せる愛を演じるベテラン声優の井上喜久子さんは「井上喜久子、17歳です」と自己紹介。周囲のキャスト陣から「おいおい!」とツッコミが入った。 【写真特集】「俺物語」キャラとキャストを比べてみた 井上さんは「『おいおい』までが名前です。それがないとうそになっちゃう」とジョークを飛ばし、「娘が“同い年”になったんですが、出演をすごく喜んでくれました」と笑顔をみせた。 「俺物語!!」は、河原和音さんが原作、アルコさんが作画を務めるラブコメディーで、2012年に少女マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載が開始された。男からは厚い人望を得るものの、女性に縁のない高校1年生の猛男と
三重県桑名市教育委員会は18日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が殺害したとする後藤健二さんの遺体とみられる画像を市内の小学5年生18人が小学校で閲覧し、うち11人が体調不良を訴えたと発表した。 市教委によると、18人は総合学習の授業中に自分たちでパソコンを検索し、閲覧した。授業はパソコン室と通常の教室を行き来しながら行われ、当時、教諭は教室にいた。閲覧後に11人が「気持ちが悪い」と保健室に行き、うち2人は下校時に保護者に迎えに来てもらった。 学校はこのクラスの全児童宅を家庭訪問して経緯を説明。スクールカウンセラーが児童の心のケアにあたる。【岡正勝】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く