<前編はこちら> 続編制作が決定した『翠星のガルガンティア』 監督の村田和也氏にロングインタビュー 「ヒディアーズ」という未知の生命体をあのようなかたちで登場させたのは、「現実世界でも、iPS細胞などのバイオ技術の発達で、人体を意識的に進化させることが可能になってきたため」と語る村田和也監督。ヒディアーズは脅威であると同時に、人類進化の可能性のひとつとして描かれていた。 「船団」というモチーフに込めたのは、「共存・共栄」という生き方。国家間で所有権を争った時代を「20世紀的対立」と考え、それを超えるための生き方として、生態系の一員として生きる「共存・共栄」の道を提示したかったのだという。 本来は、自然界における生命体のひとつである「人間」。その人間が生み出した科学技術がいま以上に進歩することは、果たして人間を幸せにするのだろうか? 答えのひとつは、人工知能ロボット・チェインバーに象徴されて
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