リビア東部ベンガジ(Benghazi)市内で投票を済ませ、インクが付いた指先を見せる女性(2012年7月7日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【7月8日 AFP】リビアでは7日、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁政権崩壊後、数十年ぶりの自由選挙となる同国議会選(200議席)の投票が行われた。ただ情勢が不安定な東部では、議席配分に対する抗議活動で投票が妨害される混乱が発生した。 同国選挙管理委員会によると、投票率は速報値で60%。 東部の抗議活動は議席配分の拡大要求を掲げ、域内各地で投票を中断に追い込んだ。選管のヌーリ・アバール(Nuri al-Abar)委員長は、当日は「危機管理の一日」だったものの、妨害を受けて投票実施が不可能になった投票所は1554か所中24か所にとどまり、大半は東部に集中していたと語った。 選管は、大勢が9日もしくは10日に判