静かに勉強するだけでなく、学生が議論したり発表練習したりできる大学図書館が増えている。自分で考えて問題解決する「アクティブ・ラーニング」(能動的学習)を求められるようになってきたためで、新たな知の拠点として図書館が見直されている。 東京都世田谷区の成城大学。2013年9月、図書館入り口近くの雑誌棚を撤去して、学生が議論などをできるスペースに変えた。閲覧スペースとはガラス板で仕切られ、「資料づくりの分担を決めよう」などと学生の声が飛び交う。液晶ディスプレーやホワイトボード、ノートパソコンなどを自由に使える。 図書館の新井和之事務長代理は「課題解決型の授業が増え、学生の間で議論や発表練習のニーズが高まっているが、これまで場所がなかった」と説明する。図書館にスペースを設ければ、すぐ近くに書籍や雑誌などがあってすぐ調べものができ、利便性は高い。 学生の評判は上々だ。約30人… こちらは有料会員限定
政府は、ことし夏に取りまとめる成長戦略に、全国各地にある国立大学について、卓越した教育や研究を推進する大学、地域のニーズに応える人材育成を推進する大学など3つに分類し、運営費交付金の配分方法を見直すことなどを盛り込む方向で調整に入りました。 具体的には、▽世界トップの大学と肩を並べて卓越した教育や研究を推進する大学、▽分野ごとのすぐれた教育や研究の拠点となる大学、それに▽地域のニーズに応える人材育成や研究を推進する大学など、各地にある国立大学を3つに分類するとしています。 そして、規模などに応じて国立大学に配分していて、毎年度合わせておよそ1兆1000億円となっている運営費交付金について、来年度からメリハリを付けるとしています。 また各大学に自己改革を促すため、学長の裁量で決められる経費を設けることも盛り込む方針です。 政府は、15日開く産業競争力会議の課題別会合で議論し、今後、具体化に向
国の研究所が、小学生11万人余りを対象に行った調査で、国語や理科など学校での勉強が「ふだんの生活や社会に出て役立つ」と考える子どもが増えていることが分かり、研究所は「実生活に引きつけた授業が行われているためではないか」と話しています。 調査は、国立教育政策研究所が小学4年生から6年生11万人余りを対象におととし行ったもので、教科ごとのテストのほか、ふだんの勉強時間など、学習を巡る質問も実施しました。 このなかで、何のために勉強しているか複数回答で聞いたところ、「将来好きな仕事に就くのに役立つから」という答えがいずれの学年でも6割を超えたほか、4年生では「分からないことを知りたいから」が最も多く64%でした。 さらに、それぞれの教科ごとに「ふだんの生活や社会に出て役立つ」と思うか尋ねたところ、どの教科についても「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた子どもの割合が、前回平成15年度に
子どもたちの学力の低迷はゲームのしすぎにも原因があるとして、道教委などは、毎月第1・第3日曜日は子どもたちがゲームをしない、「ノーゲームデー」とするよう呼びかけています。 道内の子どもたちの全国学力テストの成績は、全国平均を下回っていて、道教委は、長時間ゲームをする子どもたちが多く、家庭学習の時間がゲームに取られてしまっていることにも原因があるとみています。 このため道教委やPTAなどで作る実行委員会は、2月から、第1・第3日曜日を「ノーゲームデー」として、大人も子どももゲームをしないよう呼びかけることになりました。 また、第1日曜日にあたる2月1日には、ゲームをしないで親子で楽しんでもらうため、道内各地で、スノーラフティングや釣りなどを体験するイベントを開くことにしています。 道教委・生涯学習課の浅井真介課長は、「ゲームから離れることで、家族との団らんや友人との体験学習の時間が増え、望ま
高校で使われている倫理の教科書に、浄土真宗の宗祖、親鸞との師弟関係をめぐる不適切な記述があるとして、法然を宗祖とする浄土宗(京都市東山区)が4月から調査研究に乗り出すことが分かった。大半の記述は「法然が親鸞より劣るという誤解を招く」と判断した。発行元に訂正を求めることも視野に入れる。教科書記述に対する宗教界からの異例の反論だが、結末はいかに-。 文部科学省によると、平成26年度に使われている高校倫理の教科書は6社7冊。このうち6冊は、親鸞が師匠である法然の教えを「徹底」または「発展」させたと解説している。 こうした表現に対し、浄土宗の一部僧侶らが「法然は不徹底で教えが未完成と受け取れる」と批判。「高校生に先入観を植え付け、将来の信仰にも影響を与えかねない」として、宗派に対応を求めていた。 浄土宗は、宗教に関する寛容の態度などを定めた教育基本法の精神にもそぐわない表現だと判断。27年度から、
埼玉県教育委員会は、教員による生徒へのわいせつな行為が去年、相次いで発覚したことを受け、無料通話アプリのLINEやメールなどでのやり取りが不適切な関係のきっかけになっているとして、教員と生徒の間の私的な連絡を禁止する通知を各学校に出しました。 埼玉県では、生徒にわいせつな行為をしたとして去年12月、県立高校の教員4人が懲戒免職処分となりました。 これをきっかけに県教育委員会が、過去5年間で教員がわいせつな行為したとして懲戒処分となった22件を調べたところ、▽相手が同じ学校の生徒だったケースがおよそ6割の13件で、▽日頃の連絡手段が無料通話アプリのLINEやメールなどだったケースが14件ありました。 このため県教育委員会は、LINEやメールなどでの日頃からのやり取りが不適切な関係のきっかけになっているとして、教員と生徒の間の私的な連絡を禁止する通知を各学校に出しました。 そのうえで、生徒に連
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- Section BGN -->\n<div class=\"Section jukentokushu_naka6_list pc\">\n<div class=\"Title\">\n<h2><a href=\"https://www.asahi.com/edu/exam/\">受験ニュース</a></h2>\n<ul class=\"SubLink\" style=\"float:right;font-size:.8rem;\">\n<li class=\"Fst\"><a href=\"https://www.asahi.com/edu/kyotsu-exam/\">大学入学共通テストへ</a
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究成果が出せなくなっている問題で、東京大学の第三者委員会は、多数の患者のデータを扱うのに基本的な準備を行わなかった結果、コンピューターのシステムを数億円かけて何度も作り直すなど混乱が生じ、研究成果の発表に遅れが生じたなどとする調査結果をまとめました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の大学が国などの資金23億円以上を投じて進めてきた「J-ADNI」と呼ばれる国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究の成果が出せない状態になっているものです。 東京大学の第三者委員会がまとめた報告書によりますと、研究では、全国の500人以上のアルツハイマー病の患者などに協力を求めたにもかかわらず、患者のデータをどのように扱うのかを決める責任者を置いていませんでした。
文部科学省は、大都市圏の私立大学について、入学定員を超過して学生を集めた場合のペナルティーを厳しくする方向で検討に入った。大学生全体の4分の3を占める私大生のうち、5割程度が首都圏に集中している現状を変え、地方の過疎化に歯止めをかけるのが狙い。 文科省の学校基本調査によると、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県の私立大、短大、大学院は全国の学生数の48%を占める。大阪、京都、兵庫の3府県と愛知県を加えた3大都市圏でみると、総人口比47%(2013年)に対し、学生数は75%にのぼった。 都市部の私大が定員を大きく超えて学生を集めることで、地元への就職が比較的多い地方大学に通う学生が減り、地方企業に人材が集まらない悪循環に陥っている。
教育・受験 2024.10.4 Fri 19:15 【大学受験2025】旧帝大ら難関国立大、秋の「学園祭」7選 学園祭シーズンを迎え、週末ごとに多くの大学で学園祭が企画されている。今回は、秋に開催する旧帝大と難関国立大に位置する「一工(一橋大・東京工業大)」の学園祭情報をまとめて紹介。制限なく入場できるようになり、コロナ禍以前の盛り上がりが予想される2024年度の学園祭。各大学の雰囲気や在学生の日ごろの活動を肌で感じられる機会に足を運んでみてはいかがだろうか。 教育・受験 2024.10.4 Fri 18:45 【高校受験2025】大分県公立高入試、選抜実施要項を公表 大分県教育委員会は2024年10月3日、2025年度(令和7年度)大分県立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。第一次入学者選抜の学力検査は2025年3月11日、適性検査・面接は3月12日に実施する。 教育イベント 2024
大学入試の在り方を検討してきた文部科学省の中教審=中央教育審議会の部会は、現在の大学入試センター試験に代えて、「大学入学希望者学力評価テスト」という新たなテストを平成32年度から実施する案をまとめました。 これは24日開かれた中教審の部会で示されました。 現在の大学入試センター試験に代えて、「大学入学希望者学力評価テスト」という新たなテストを導入し、知識の活用力をみるために複数の教科にまたがる問題を出題するほか、英語については『聞く・話す・読む・書く』の4つの技能をはかるため外部試験を活用するとしています。 結果は1点刻みではなく段階別に示すとしています。 また、各大学に対しては、筆記試験だけでなく小論文や面接などで評価し多様な学生を確保するよう求めています。 さらに、高校在学中に学習の到達度をはかるため「高等学校基礎学力テスト」という新たなテストを設け、希望者が高校2年生と3年生で年に2
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 北海道旭川市の学校法人藤学園旭川藤女子高等学校は9月24日、新しい学力向上プログラム「藤の学び改革」の一環として、8月26日に1、2年の生徒全員にiPad miniを無償配布したと発表した。生徒は、タブレット端末を、自分の考えを短時間でプレゼンテーションにまとめて級友に発表したり、電子掲示板で自分の意見を述べるなど新たな学びの道具として活用する。 2015年度の新入生に対しても全員に無償配布してタブレット端末1人1台の環境を実現する予定で、以後は全校で学力向上や21世紀型スキル向上のために活用していくという。 「藤の学び改革」は、同校が今年度から始めた取り組み。「アクティブラーニングスタディタイム」「DEタイム」「PDSノートブック」と
各地で運動会や体育祭のシーズンを迎えていますが、多くの学校で行われている子どもたちが積み上がる「組み体操」による事故で後遺症が残ったケースが10年間で20件に上ることが名古屋大学の調査で明らかになりました。 専門家は「組み体操は最近、巨大化しているが、子どもの安全を最優先で対応を考えてほしい」と注意を呼びかけています。 この調査は名古屋大学教育学部の内田良准教授が日本スポーツ振興センターの資料を基にまとめたものです。 それによりますと、平成24年度の1年間に全国の小学校でけが人が出た組み体操の事故は6533件に上り、とび箱とバスケットボールに次いで3番目に多くなっていました。 さらに平成24年度までの10年間に組み体操で後遺症が残った事故を調べたところ、20件に上りました。 中には、ピラミッドのように積み上がった子どもたちが途中で崩れ、一番上にいた子どものひざが一番下の子どもの腰に当たって
教育系・人文社会系は、いらない 国立大学は「国立大学法人」となって、国の縛りから自由になった、はずだったのですが、その実、サイフを握られて結局昔よりも文部科学省の言いなりになる傾向が強まった――このことはどこかで耳にしたことがあるかもしれません。 その国立大学の行く末を論じている会議の一つに、国立大学法人評価委員会というのがあるのですが、そこがびっくりするような提言をしています。「国立大学法人の組織及び業務全般の見直しに関する視点」について(案)という文書で、この8月4日の日付をもつものです。以下で全文が読めます。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/08/13/1350876_02.pdf 教育系・人文社会系のスタッフ一同が、背中に寒風を感じるだろう箇所を引用しま
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