『数字を使えば9割伝わる!』(深沢真太郎著、秀和システム)は、社会人への指導を行っている「ビジネス数学コンサルタント」である著者が、数字で伝達をするための手段を説いた書籍。 本書は、売上や利益など数値化されているものを会話で頻繁に口にしようというありきたりな提案ではなく、数字がない局面からちょっとだけ数字を持ち出して伝えると、こうもビジネスのコミュニケーションは変わるのだということを皆さんにお伝えするものです。(10ページより) でも、はたして数字で伝えるにはどうすればいいのでしょうか? 第5章「さあ実践! こんな場面でも『数字』で伝える」から、すぐ仕事に活かせそうなポイントをいくつか引き出してみましょう。 【稟議書】数字を使ったラブレターをつくる たとえば社内で使用するパソコンを新型に換えるため、計200万円分購入する稟議書を提出するとした場合。このようなとき、その合計金額だけが表現され