2013年09月06日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 今年最高の傑作が世紀の名作になり損ねた理由 - 映画評 - Pacific Rim 惜しい。 惜しい。 惜しい。 アレさえあれば、この先何十年も残る傑作になったのに。 映画"Pacific Rim"、やっと見れた。英国で長女が日本封切り前に見ていて、なるはやで見るつもりだったのに、八月は体調がKAIJUとJaegersにフルボッコにされる環太平洋Pacific Rimの諸都市のごとくで、沖縄講演で戻すかと思いきやこじらせてしまって早九月。何とか間に合った。 映像は、期待どおり。 冒頭最初の五分で「作品における現在の世界」を説明、いや作品内に視聴者を「連れて行く」ところは最高。このイントロの濃さは「サマーウォーズ」と双璧。"Star Wars"の冒頭は、これを見ると「低予算をカヴァーするための苦肉の演出」であることが痛い程よく