サステナビリティという単語は初めて見たときからしっくりこないところがあって、日本語では「持続可能性」ということになる。mortalという英単語を調べたら「死すべき」と訳されて、なんのこっちゃと感じるときの感覚に似ている。 つい最近までは、サステナビリティというのは環境問題のことだった。資本主義に乗っかった企業のビジネスを、企業価値を高めるためにガンガンやっていたら、そもそも地球が持たないよ、それは環境や社会が破壊されてしまうから、というような文脈だった。経済として優れていても、道徳的に続きませんよ、と。 パーパスという概念が出回っている。いろいろな企業がパーパスを作っている。自分たちの行き先(ビジョン)だけを決めればいいわけじゃないんだ、社会や環境の文脈の中にあるんだ、だからみんなにとって、我々がやっていることはどういう意味があるんだろう、そういうことをパーパスでは考えている。あるいみ現実