「品薄商法というのが目的ではなく、供給量自体がまったく追いついていない。このままでは逆に流通のみなさまにご迷惑をかけてしまうため、出荷停止とした」――。 サントリー食品インターナショナルは4月17日、発売したばかりの「サントリー南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」の出荷停止を受けて会見を開いた。品薄感の醸成を狙ったものでないのかとの質問に、同社の大塚徳明執行役員はこう答えた。 同社は4月1日、予想を上回る注文を理由に「レモンジーナ」の出荷を停止したばかり。立て続けに新商品の出荷を停止したことから、ネット上で"炎上商法"と揶揄されるなど、風当たりは強い。「需要予測を誤ったことに弁解の余地もありません」(小郷三朗副社長)と言うサントリーだが、いったいどのような販売予測を立てていたのか。 レモンジーナの予測は控えめ 3月31日に発売したレモンジーナはわずか2日で出荷を停止したが、もともと4月に70
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