「Xanadu(ザナドゥ)」は1960年に開発がスタートしたシステムで、2014年4月後半にこれまで54年間のプロジェクトの成果物としてひっそりと「OpenXanadu」というソフトウェアをリリースしました。Xanaduは、現在インターネット上で使われているハイパーテキストシステムであるWorld Wide Web(ウェブ)のポジションに就いて、現在のインターネットを構成する基本システムになっていたかもしれないものなのですが、開発が遅すぎてもはやそれも夢物語状態です。しかし、Xanaduの産みの親であるテッド・ネルソン氏にはまだ大きな野望があるようです。 World's most delayed software released after 54 years of development | Technology | theguardian.com http://www.theguard
Appleの元エンジニア、綱渡りだった初代iPhoneデビューを語る:スティーブ・ジョブズ氏の命日によせて 10月5日は米Appleの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏の命日だ。米New York Timesは4日(現地時間)、iPhone立ち上げから2007年の初代iPhone発表デモまでの経緯をまとめた記事を掲載した。 この記事の筆者、フレッド・フォーゲルシュタイン氏のTwitterによると、11月12日に出版予定の「Dogfight: How Apple and Google Went to War and Started a Revolution」という著書からの抜粋のようだ。 約6000ワードあるが、トニー・ファデル氏、スコット・フォーストール氏、アンディ・グリノン氏など、元社員の語る当時のエピソードは一読の価値がある。 特に、グリノン氏が語る2007年のMacworld Con
1990年代以降に生まれ、その才能を芽生えさせつつある若い人材――原上ソラもそんな一人に数えられる。「勉強会の空気を新たにネット上にも構築してみたい。今度はオフが苦手な人たちも巻き込む規模で」と話す彼の素顔に迫る。 「Rubyで疑似Cometを実装してみた」「RubyとJavascriptの疑似Cometで疑似チャットを作ってみた」――これを見て、どこのシステムエンジニアのブログだろうと感じた方は、すでに感覚がズレはじめている。一見してパソコン歴が長いと感じさせるこの文を書いているのは、まだ13歳にも満たない若きデジタルネイティブである。 この連載では、1990年代以降に生まれ、その才能を芽生えさせつつある若い人材を取り上げる。もっとも、この連載は「若さ」を売りにするものではない。若さに絶対的な価値があるのなら、若者のこれからの人生はただ衰えていくだけのむなしい時間でしかないからだ。若い才
小池陸(こいけりく)さんという日本人がいる。年齢は23歳。プログラムアーティストだ。 ちょうど1年前、彼が路上でノートパソコンを足にのせていたのを雑誌が取りあげ、「小池スタイル」と話題になった(写真)。彼の代表作は「なるほど四時じゃねーの」と、「金くれ」。どちらも路上でプログラムを組んだ、インターネット上のアプリケーションだ。 「四時」は、ツイッターを使ったジョークアプリ。毎朝4時になると「なるほど四時じゃねーの」と発言するというだけの機能だ。一方の「金くれ」は、銀行口座とお金がほしい理由を書くだけの掲示板のようなシステム。こちらもジョークのようなものだ。 いずれも仕組みはシンプルで、わかりやすい。だからこそ人気がある。「四時」は1万人を超えるユーザーが使い、「金くれ」には2000件を超える投稿がある。だがその2つをよくよく考えてみると、けっこうおっかないことをしていることに気づかされる。
ひきこもりからIT社長に転身したpaperboy&co.(ペパボ)創業者の家入一真さんはいま、6軒のカフェのオーナーだ。 ペパボで手掛けてきたレンタルサーバ事業とカフェ。まるで関係ないようにも感じるが、家入さんには、はっきりとつながって見えている。 「場所を用意して、そこで各自がいろんなことをするのを、下で支えるのが好き。そういう意味では、レンタルサーバもカフェも同じ」 お金は十分あったけど……「あまのじゃく」でペパボ上場 ペパボの創業は9年前。「家族とゆっくり過ごせる時間を作りたい」と脱サラした家入氏が、福岡市内の自宅で起業した。1カ月目から黒字。1人でやるつもりだった会社はどんどん大きくなっていった。 2003年、GMO(現:GMOインターネット)の出資を受け、04年には本社を東京に移転。リーマンショックで世界経済がどん底だった2008年12月、ジャスダック証券取引所(JASDAQ)に
Dropboxは、少なくとも人材の引き抜きに関していえば、Googleに大きな勝利を収めたのかもしれない。 クラウドストレージを提供するDropboxは、プログラミング言語「Python」の作者であるGuido Van Rossum氏を採用した。 Dropboxは米国時間12月7日付けのブログ投稿で、このニュースについて認めた。同社の創設者兼最高経営責任者(CEO)であるDrew Houston氏の説明によると、Pythonは同社において主要な役割を果たしてきたという。 Pythonは、簡易性、柔軟性、そして上品さをうまくあわせ持っていることから、数年前からわたしのお気に入りのプログラミング言語になった。Pythonのこのような優れた品質と、あらゆる主要プラットフォームに対応することを目指す同コミュニティーの取り組みにより、われわれはコードを一度作成するだけで、どの環境でもそれを実行するこ
ジャック・スパロウは架空の海賊だけど、ある意味で大航海時代の自由な空気の体現者でもあった。 私は家入氏はそちら系統の人物だと思うし、いろんな意味で好きなようにやればいい、変なことやって物議を醸して、また船を仕立てて馬鹿や間抜けや世間知らずを満載して航海に出て、また変なことやって物議を醸して、というのが、彼の呼吸が止まる日まで続けるのだろうと思う。 studygiftは「もったいなかった」―やまもといちろう×家入一真対談【前編】 http://blogos.com/article/47881/ もちろん、私自身も他人に文句を言われたり、よく分からない風評に晒されるわけなんだけど、それ以上に、家入氏に対する毀誉褒貶というのは凄まじい。でも良い意味で家入氏は懲りない男であるし、彼が彼であり続けるかぎりはお行儀良くはならないのだから、いろんな訳の分からない奴が寄っていくし、彼はそいつを信じるし、一
技術者、科学者、数学者、物理学者、天文学者、化学者……偉大な功績を残した理系の天才たち。天寿を全うした者が多数だが、不運な死、不慮の死、謎の死を遂げた人たちもいる。ただ、どんな死に方であっても、それは彼らの功績を傷つけるものではない。 「ガロア理論」で知られるフランスのエヴァリスト・ガロアは、決闘で撃たれて21歳で夭折した。死後に天才数学者として高い評価を受ける彼の短い生涯は、偶然による不幸の連続だった。 パリの名門リセ(高等中学校)に入学し、数学の才能に目覚めるも、教師たちに理解されない。理工系エリートの養成機関である理工科学校を受験するも失敗。「試験官の知力のなさ」が原因とされる。数学の大家であったコーシーに論文を送れば、彼は約束を忘れて論文も紛失。続いて再受験の失敗、父親の自殺、新しい論文を学士院に出すと受取人が急死して論文も紛失……。 こんな不遇な環境に悶々としていた1830年、ガ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く