ローマ国立博物館(National Roman Museum)で復元された古代ローマの戦いの神マルス(Mars)と愛と美の女神ビーナス(Venus)の大理石像(2013年3月27日撮影)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO 【3月28日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相がかつて「修復」と称して古代ローマ時代の大理石像に付け加えさせた男性器と手が、歴史学者の監修の下で取り外されたことが分かった。伊紙メッサジェロ(Il Messaggero)が27日、伝えた。 元の姿に復元されたのは、西暦175年ごろ制作された戦いの神マルス(Mars)と愛と美の女神ビーナス(Venus)の大理石像。2人の神が寄り添う像は、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius)とその妃ファウスティナ(Faustine)を模しているとされる