司馬遼太郎先生の名著「坂の上の雲」は、日露戦争を舞台とし秋山兄弟と正岡子規を主人公にその歴史や人間模様を描いた小説である。 明治時代を駆け抜けた3人の青年を通して、日本人の精神性を描写し、現代に生きるワタクシ達に何かを強く訴えてくる。 アンニョイな神無月。澄み渡った空に広がるうろこ雲を眺めながら、ワタクシは手を合わせて神に祈っている。 最近、愛する嫁の機嫌が悪い。 毎日、塹壕にこもっていつ終わるとも知れない戦いに参戦している大阪第三師団に徴兵された一兵卒の気分である。頭の中に敵の大砲が飛んできている状態で、どうやらメンタルが相当にやられているようだ。ブログを書く気力も失い、手に取ったのは名著「坂の上の雲」であった。 名著はワタクシに様々な教えを与えてくれる。秋山好古のような偉人の生き方を学び、自分の人生を考え直すもよし、戦争という極限状態で人間がどのような行動を取るのか?といった戦訓を生か