「電車運行維持の為にぬれ煎餅を買ってください!! 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」。そう題した文章が銚子電鉄(銚電)のホームページに掲載されたのは06年11月のこと。あれから1年あまり、銚電に新たな援軍が加わった。鉄道紀行マンガ「鉄子の旅」の作者、菊池直恵さんがデザインを手がけた車両、通称「鉄子カラー車両」だ。完成披露会の密着取材から見えた「鉄ちゃん」たちの愛とは−。飽きたと思うけど、また行きたくなる 07年12月26日。「鉄子の旅」とゆかりあるゲストを乗せたバスが東京駅を出発した。 “主役”は「鉄子の旅」で案内人を務めたトラベルライターの横見浩彦さん(46)。「今年で銚子電鉄に乗るのは5回目なんだけど、飽きない。飽きたなと思うんだけど、また行きたくなる。きょうはまた違う銚子電鉄が見られるのではないかと楽しみにしています」とさっそく鉄道トークを炸裂させた。 このほか“鉄子”アイド