アメリカのケネディ厚生長官は、各種ワクチンの使用について推奨するかどうかを判断してきたアメリカCDC=疾病対策センターの外部委員会の委員を全員、解任したと明らかにしました。「ワクチン関連の科学に対する国民の信頼を取り戻すためだ」としていますが、専門家からは批判の声も上がっています。 ケネディ厚生長官は9日、ワクチンに関する検討を行うCDCの外部委員会の委員17人を全員、解任したと発表しました。 この委員会は医師や研究者といった外部の専門家で構成されていて、アメリカ国内で使用する各種ワクチンを推奨するか、科学的データに基づいて判断し、その後、CDCの所長が最終的に推奨するかどうかを決めてきました。 これまでも新型コロナが世界的に大流行した際のワクチンなど、さまざまなワクチンについて判断を示しています。 解任の理由についてケネディ長官は、17人はバイデン前政権のもとで任命されたなどとしたうえで
