【症例14】 ・オタクコミュニティに適応しきれなかったことが、かえって脱オタを促進した一例 (Nさん、脱オタ開始時高校生、現在短大生、2007年9月寄稿) 今回の脱オタ症例は、女性のNさんです。彼女の思春期前半までの流れはまさに、「コミュニケーションシーンに適応できず、オタク趣味界隈に流れていった人」にありがちなものです。しかし彼女の場合は、自分の所属するオタクコミュニティ(腐女子コミュニティ)と自分の好きなオタク分野なりオタク的楽しみなりが合致しないが故に、腐女子達にも十分に溶け込むことが出来ませんでした。幸か不幸か、このことがNさんを大規模な脱オタへと駆り立てる原動力となっていきます。 幾つかの幸運に恵まれつつも、Nさんはトライアンドエラーを繰り返して脱オタを推進させ、コミュニケーションの幅を広げていきます。コミュニケーションの幅を広げていった時、Nさんが辿り着いた境地はどのようなもの