「タクシーとマッチポンプ」について けんた さんからコメントいただいた内容について。考えたことというのは、議会の機能を討議と決定という二つの局面に分けて、ウエストミンスター型と大陸型それぞれにおける代表のあり方を描写したらどうかなあという話。 正確に言うと、大陸型議会の場合にはこの二局面をそれほど区別する必要がない。典型的には政府で提出された議案は、比例代表制的な選挙によって社会における勢力比を反映するように構成された議会において各勢力の同意が一定程度得られるように調整され、その結果として決定されるだろう。社会の中に大きな対立があり、一つの勢力だけの意見では押し切れない(押し切ると社会が分裂する)というのがこのタイプの典型的な特徴であり、第一に比例的に代表が構成される結果として、第二に対立が決定的となるのを避けるために、決定の内容はできるだけ広範囲の利害を反映するように・多くの勢力の同意が