シンガポールを訪問し、同地に暮らすミャンマー人らに向けて演説するアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(2016年12月1日撮影)。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN 【12月9日 AFP】(更新)ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州でイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)が軍の弾圧を受けているとされる問題で、国連(UN)は8日、ミャンマーの事実上の指導者であるアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問兼外相に対し、現地を自ら視察するよう強く求めた。 ラカイン州では10月に検問所が襲撃され警官が死亡した事件を受けて軍が作戦を展開しており、2万人を超えるロヒンギャの人々が隣国バングラデシュへ脱出する事態となっている。逃げ出した人々は集団レイプや殺人、放火などが行われていると口々に訴えている。 こうした中、ノーベル平和賞(Nobel Peace