ブックマーク / tigerace1943.hatenadiary.jp (28)

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    新型コロナウイルス感染症が拡大の一途を辿っている。都市部に集中していたものが 人の移動によって、地方都市への感染増加が顕著で、政府も昨日、全47都道府県に緊急事態宣言を発出した。 見えない敵である。 「3つの密」を避けるため、春から予定していた、ぼくの「詩の教室」もぶっ飛んでしまった。 で、必然的に、家にいる機会が多くなった。また、そのように努力している。 TVのワイドショウーなどで知った3つの動画。その他にも、いろいろ紹介されていたが、ぼくの胸を打った3つの動画。 【永久保存】高畑充希&星野源 うちで踊ろう 星野源の「うちで踊ろう」に合わせて、女優の高畑充希がハモっている。 見事なハモりに魅せられる。 高畑充希は元々、ミュージカルで名をあげているし、「みつき」名義でアルバムも出している。 ぼくが、高畑充希という女優さんを知ったのは、竹内まりやの「元気を出して」 のPVだ。ずーっと注目して

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    bi1dama
    bi1dama 2020/04/23
    声の綺麗な方って魅力的ですね。それにしても、いざ録音!となっても力まず実力を出し切るお姿に、流石芸能で活躍されている方々 … と感じました♩
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    11月17日、シルバー文鳥のメロディが天国に行っちゃった。 変わった、しかし、とてもいい音色で鳴くので、メロディと名付けた。 早朝、いつものようにフードの補充と水の入れ替えをしようと、掛け毛布を取るとメロディはかごの中で、冷たく横たわっていた。 メロディは2009年の春に、我が家にやって来た。 しかし、当初から臆病で、なつかない鳥だった。 部屋に放鳥するとき、どんな小鳥でも、一度はパニックを起こしても、馴れてきて自由に飛んだり跳ねたりするものだ。ストレスの発散にも欠かせない。 しかし、メロディは一度パニックになってから、かごから出るのを嫌った。 ぼくは、何度も扉を開けて、指に乗せて、外に出そうと試みたが、かごから離れそうになると、ヒョイッと指を離れて、かごの止まり木に戻った。 あるとき、かごの扉を開けっぱなしにして、となりの部屋でパソコンで詩作していた。 時々、後ろを振り返って、メロディの

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    bi1dama
    bi1dama 2019/11/23
    (//_//) 「鳥の陰」の不在が詠んであることで、実在する細い棒状の鳥籠の陰が空しく目に浮かんで来ます。鎮魂歌ですね。
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    陽だまりの犬 陽だまりの中で 眠っている その犬を どうか 起こさないで いま 夢の中で おかあさんに 会っているから ほら かすかに 笑みが こぼれているでしょ 涙が こぼれているでしょ 親愛なるみ~さんに捧ぐ

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    bi1dama
    bi1dama 2019/11/07
    (//_//)『陽だまりの犬』というタイトルの省略の仕方から、会話調の語りかけから、四連の思いも寄らぬ深みのある結末まで、全て素晴らしいと思いました。「陽だまり」が利いていますね。
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    10月のはじめ神戸市で「教員が教員をいじめた」という耳慣れない事案が発覚してニュースになった。SNSでは、実名、写真など出ているけれど、このような加害者のバカ教員どもは新聞でも週刊誌でもTVでも、写真入り実名報道すべきである。 (残虐な少年事件でも、ぼくは同じ思いだ)。 こういう輩は、教育界から永久追放されて当たり前の事案だ。 第三者委員会がダラダラと審議する問題ではない。 しかし、台風19号による河川の氾濫、堤防の決壊など甚大な被害を東日にもたらしたこと。尊い命が犠牲になったこと。 ラグビーW杯が異様に盛り上がったこと、そして、新天皇即位礼正殿の儀などで、うすっぺらな「ひとがた」をした輩たちが起こした騒動は、報道としては、にわかに立ち消えそうになっている。 しかし・・・・・と思って、ぼくはを宙をにらんだ。 こわれていくのは ある日の参観日 こどもたちの 授業風景をよそに おとなたちは

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    bi1dama
    bi1dama 2019/10/28
    (//_//) 悪は「 大人→子ども」の順番で進む、という発見が面白いです。教室の中では多様化した子ども40人に向き合う大人が1人。物理的に厳しいですね。30人に1人。20人に1人。…という提言をされたのは数学者の秋山仁氏
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    吉岡里帆。 ぼくが、この女優さんを知ったのは「カルテット」というテレビドラマで準主役の悪女を演じていたときだ。顔は笑っているのに、目は笑っていない女性を演じた。 脚の坂元裕二は、ドラマで吉岡里帆の演じた「アリス」を重要なキャラとして位置づけている。その分、吉岡への注文は多かったという。 この役を得て、格的なブレイクを果たす。 つまりは、ぼくのイチオシの女優さんと言うことで・・・・・。 「見えない目撃者」は元ネタは2014年の韓国の「ブラインド」という映画。2016年には中・韓合作で「見えない目撃者」としてリメイクしている。 そして今回の日版「見えない目撃者」ということになる。 警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ (吉岡里帆)。  そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、 弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。 そんな

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    bi1dama 2019/09/29
    吉岡里帆さん、ググってしまいましたw。覚えておきますね。
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    日中、残暑が厳しい。とはいえ、朝夕は、ずいぶんと過しやすくなったし、季節は少しずつだが、秋へと舵を切り始めているようだ。 8月の後半は、依頼された詩や、応募する詩を書くために、ほぼ、家に缶詰め状態だった。 後半の4日間で原稿用紙2枚程度の詩を5篇書いた。 ぼくの場合は、ひとつひとつ仕上げるのではなく、5篇だったら、5篇同時に取り掛かる。テーマや、応募先の違う作品をかき分けていくということになる。 それでも、今回は2日間で書き上げていて、残りの2日で徹底的に原稿をチェックする。「もっと、胸に迫る表現はないか」とか、とにかく、病的なまでに、徹底的に詰めてゆく。頭の中が、空っぽになったら、それ以上は、考えない。 「俺は最善を尽くした」と自分に都合のいいように言い聞かす。 その時の作品に関連して、取材というほど、大袈裟なものではないが、車を転がして、日海を見に行った。 酷く荒れていて、空も鈍色だ

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    bi1dama 2019/09/06
    (//_//) 詩作お疲れ様でした。面白いです。「ささくれ立った海が呼ぶ 〜 なつかしい響きで」日本海の荒いイメージ、読者への良い裏切りが前半にあると、後半、波による恋人の造形が引き立ちますね。
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    超大型台風10号が過ぎ去った。多大な被害に遭われた方には衷心よりお見舞いを申し上げる。 ぼくの住む地域も、超大型台風に備えて、電鉄会社が早々と計画運休を発表し、京セラドームの乃木坂46や、大阪城ホールのKAT-TUNのコンサートは中止、もしくは延期となった。 しかし、あれだけ、大騒ぎした割には、市内に関してはだが、幸いにも何の影響もなく、言い換えれば、意外なほどあっけなく、台風は列島を横断していった印象がある。 昨年は、酷かったけどね。 台風一過で、耐え難い夏の暑さがぶり返してきた。 ところが、きょうは、まだ蝉の声が聞こえない。 蝉 雲の切れ間から 一匹の蝉が まっさかさまに 落ちてくる きのうまで あんなにも 激しく啼いて はなやぐ夏を 彩っていたのに ほんの一瞬の 命のきらめきが ぼくの胸につきささる 蝉よ ぼくが 忘れないでいてあげる おまえが この世に在ったことを

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    bi1dama 2019/08/17
    (//_//) 1連が抜群にいいですね。無駄な言葉のない写実がお見事です。「死」という言葉を使わずに、のっけから死が来ましたね。驚きました。
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    1945年4月7日、片道分の燃料の供給を受けた戦艦大和が、沖縄戦に出撃する。 しかし、坊ノ岬沖で米軍航空機約2000機の集中攻撃を受け、世界最大級の戦艦としての機能を発揮できないまま、あえなく撃沈する。 映画はこのようなシーンからはじまる。戦闘シーンは冒頭の5分だけ。 ただ、このシーンが凄い。ハリウッドの特撮技術さえ陳腐に思える山崎貴監督のSFX、VFXを駆使した大和撃沈に至る凄すぎる戦闘シーンである。 当に度肝を抜かれる。 ところで、この映画戦争映画ではない。反戦映画ともいえない。 映画紹介ポスター等に印字されてあるように「数学戦争を止めようとした男の物語」である。 冒頭の戦闘シーンがあって、時代は1933年に遡る。昭和8年である。 国際連盟を脱退し、孤立化を深める日。 このままでは、米国との戦争を避けられない、軍の上層部は認識している。 そこで、海軍省で持ち上がったのが、新型艦

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    bi1dama 2019/08/03
    (//_//) お金が関わると人は皆狂うでしょう?その最(悪)たるものが戦争だと思います。映画は観たいわw
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    もう間もなく、各地に梅雨明け宣言が発表されるだろう。 そもそも、梅雨入りが、軒並み遅かった。 鼻タレ小僧の頃、同世代のアイドル歌手が、制服姿で雨にずぶ濡れになっているレコードジャケットを見たのだが、その時の甘酸っぱいインパクトが、何年も何年も経ってから、不意によみがえり「初恋だったかもしれない」と思えてしまうほど、胸が切なく、そして、熱くなった。そして、ぼくは、いても経ってもいられなくなり、想いをペンに託し、短い詩を書いた。 六月の雨 校門を出たとき 降りはじめた雨 雨を片手で よけながら 駈けていく 制服のきみ 若葉や 舗道を 濡らす 六月の雨が きみを濡らしていく きみの そのほそい肩を きみの そのしろい指を

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    bi1dama 2019/07/25
    3連「若葉や歩道」が雨を弾くイメージなのに対し、4連「かた」「ゆび」は染み込むイメージ。裸体のイメージ。私も密かなエロティシズムを感じます。
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    7月の初旬、京都を訪れた。JR京都駅の改札を出ると、祇園祭は、もう、はじまっていて、浴衣姿の女性の姿もチラホラ。駅前ではちょっとした舞台が作られていて、笛や太鼓や拍子木で祭りを盛り上げていた。祇園祭といえば、四条通り、山鉾巡行、長刀鉾、お稚児さん、やたら暑い日・・・というイメージがあるが、それよりも、ずーっと前から祭りははじまっているのだ。とはいえ、ぼくは、今回の京都も観光ではない。 太田裕美のコンサートが開催されたからだ。 太田裕美といえば、ぼくが中高生の頃、大ブレイクしたアイドル。しかし、キャピキャピ系ではなく、しっとりとしたアーティスト系のアイドルだった。 ピアノの弾き語りの「雨だれ」という曲でデビューを飾った。 心にしみる名曲で、その後も「たんぽぽ」「袋小路」「夕焼け」などピアノの弾き語り路線でファンを獲得していく。ぼくも、この頃の太田裕美が大好きだったが、まだ、メジャーではなかっ

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    bi1dama 2019/07/15
    (//_//) やだわ、Tiger Aceさん。作品鑑賞に伺ったのよ(笑)。「舌ったらずの高音」いいですね♩
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    ここしばらく、まともに太陽を見ていないような気がする。朝、5時頃起床するが、そのときは雲の切れ間から蒼空が見えて、少しは日差しもあるように思うけれど、日照時間が異様に短くも感じる。 梅雨ということを、差し引いてもだ。 それでも蝉が啼く。蝉の声が聞こえる。しかし、今、啼いている蝉は、夏らしいギラギラした夏を迎えることなく、力尽きるんだろうなあ。 こんなところにも ・・・・・無常の風が、吹いている。 蒸  発 その朝 自転車仕事場の 町工場へと向かう父の背中を アパートの玄関先で ぼくは 母に抱かれ バイバイをしながら 見送っていたといい それは いつもと変わらない ごく日常的な光景だったという でも その朝を最後に 父は ぼくと母の前から 忽然と姿を消したという 家の中には ただ一枚の 父の写真を残すことなく あれから 三十数年経った今でも 時折 哀しいなつかしさで 夢に出てくる父は 幼い

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    bi1dama 2019/07/11
    凄味のあるシュールは、知性が伴わないとグロテスクに陥ってしまうので、成立させているこの詩に力量を感じます。「頬擦りをしてくれるけど 顔のない顔で」と繋げても良い感じ。「鶏頭の 十(とお)咲き 十の頭蓋骨」
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    父と母のお墓は、隣県のメモリアルパークといった趣の、山を削った広大な敷地にある。緑が豊かで、静かで、父も母もゆっくりと眠れると思った。父が亡くなってから平成2年に建立したもので、約30年間、高速を飛ばして、毎年、お参りは欠かしていない。街の主要駅からもシャトルバスが出ているが、これだと限られた時間しか現地にいられなくて、時間のほとんどを移動のために使ってしまう。順番通りだとすると、ぼくが逝き、が逝き・・・・・・いつの時代まで、お墓を参ってくれる人が続いてくれるのだろうか。 昨年、義母が亡くなった。先日、大雨の中、街の中の寺を下見に行った。今年9月の納骨を決めてきた。市内だから、いつでも地下鉄で行けるからとは話すが、それでも、いつかは途切れる日が来るかもしれない。 でも、山の中にしろ、街の中にしろ、それはそれで、いいではないか。 手を合わすという気持ちは、けっして強要されるものではないし

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    bi1dama 2019/07/02
    女性の話振りが夏目漱石の『夢十夜』を思い起こさせました。女のシュール ( 理不尽?) なお願いをスッと引き受けてやる男。
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    あるとき、精神科医に「こころのありかは?」と尋ねると、その女性医師は「脳」だと答えた。それは、脳そのもののことだと。 たしかに、抗うつ薬、精神安定剤などを服用すると、脳のさまざまな物質に働きかけて、症状が改善するのも事実だ。 しかし、脳みそが、恋をするのか、文学を書くのか、音楽を生み出すのか? もちろん、ぼくは、「信じられない」と答えた。 女性医師は「気持ちは分かるけど、それが事実」と言ってのけた。 悔しくなって、悲しさも相まって、では「いのちはどこにあるのか?」と詰め寄ると、さすがに精神科医は「心臓」とは答えなかった。 5分以上沈黙したけど、女性医師は答えられなかった。 いのちを救うのも医者の仕事、いのちと対峙するのは文学の役割、いのちそのものを自分なりに悟りたいなら、それは宗教の領域だ。 そういう、答えのない問答がしばらく続いて「とにかく、あなたは文学をやっていきなさい」という女性医師

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    bi1dama 2019/06/16
    平易な言葉によって、直接的で素直な気持ちが伝わってきます。リフレインも綺麗で効いていますね。生まれ変わりについて、私も同じように思いますよ。
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    気分転換に、映画を観に行ってきた。 キャラメルポップコーンを頬張りながら、映画を観るというのは、最高に贅沢な時間だ。ぼくにとっては。 さて、何を観ようか? さすがに令和の時代に入って「貞子」はないだろうと思った。 で、選んだのは「コンフィデンスマンJP」。 去年の今頃、フジテレビの月9ドラマとして放映されていて、古沢良太の 脚がよく出来ていて、ファンになった。 人気ドラマの映画化というのには、ほんとうに、いつもガッカリさせられるが、とてつもなく痛快な映画だったということだけはご報告しておく。 「コンフィデンス」というのは「信用」などの意味で、そこに「マン」がつくと 一転して「詐欺師」という意味になる。「JP」は日版。 長澤まさみ扮する主人公の天才的詐欺師・ダー子を中心に、壮大な欺し欺されの物語が 展開する。果たして、最後に笑うのは誰か。チラッと「ルパン三世」を彷彿させるが ダー子一味も

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    bi1dama
    bi1dama 2019/06/06
    (//_//) わ、ルパ友さんでもありましたか … 。「ルパン三世」にもお詳しそう。
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    ぼくにも、エッセイを書いていた時期があった。 エッセイといえども、丸々、事実を連ねるわけではない。 多くの作り事もあるし、演出もある。 そこに、読者に届けたい、ほんの少しの「ほんとう」を入れる。 エッセイを書き始めて、さまざなな御褒美を もらったが、実のところ、自分が書いているのはエッセイと 呼べるものかどうなのかという思いは、今以て存在はするけれど。 紹介させていただくのは、ある地方の某新聞社が募集していて、てっぺんの賞をいただいた。 今でいう「不適切発言」ととれる部分があるが、それこそが被害者側の正直な想いなので、綺麗事なしに、原文のまま転載する。 付け加えると、その部分こそが、選考時、いちばん高く評価された箇所でもあった。 「冬水仙」 今、ぼくが病院のベッドで夢に見るのは、あの遠い日々のことだ。 ぼくは、つらい現実から逃れるために、冬の数週間を、北陸の母方の叔母の家で過ごしたことがあ

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    bi1dama 2019/06/03
    「誕生日の小さな蝋燭の炎」が学生時代から今に繋がる僕の「生」(の象徴)。という日の病室から、時間的・空間的・五感的な広がりを見せる随筆。圧倒されました。
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    ちょっとメルヘンチック過ぎたかな? でも、いいじゃない、令和だもの。 五月 日も暮れて 風も止んだ 泳ぎ疲れた こいのぼりたち 今すぐ 解き放ってあげるから さあ 帰っておいき この星空へでも どこへでも

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    bi1dama 2019/05/04
    シュールよりもメルヒェンが勝る詩。夜空にメルヒェンが良いな、と感じました。
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    どんなものにだって、寿命はある。 とりわけ、人間の寿命なんて、100年あったとしても、宇宙の時の流れからすれば、瞬間にさえならないだろう。 しかし、だからといって、おろそかにはしない。 愛しすぎて、哀しすぎて、愚かだけど、やっぱり愛しい。 ぼくらは、しがみついている。 人間である、この日この時に。 人間の時 人間の時を終えて 一匹の灰色の蛾に 生まれ変わった 夢を見た だが 運悪く 張り巡らされた 蜘蛛の巣にひっかかり 縞模様の大きな蜘蛛に 息の根を止められた 妙に現実感のある夢で 全身に冷や汗を いっぱい かいてしまった その朝 女ともだちに 大真面目に 夢の出来事を話すと 「おもしろい人ね」 といって 髪をゆらして笑った その美しい横顔を 見つめていると 不思議な安堵感に ぼくは 包まれて 今 人間の時を しみじみと かみしめている

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    bi1dama 2019/04/27
    しみじみと「かみしめている」のは前世を映した昨夜の夢?あなたは蛾ですか?それとも実は蜘蛛でしたか?「ゆらし」た「髪」は蜘蛛の糸?時や光の繊細なゆがみを感じます。
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    菊池貞三は朝日新聞の記者出身の詩人である。 郵便局が国営時代、「郵政」という冊子の文芸コーナーで詩の選を担当されていた。詩を書く人なら誰もが知ってるような詩人でさえ、「郵政」ではいち投稿者にしか過ぎず、掲載枠が2作品だけだったので、相当、クオリティの高い作品が要求された。 ぼくは、ここで「詩とメルヘン」とも「産経新聞朝の詩」とも違う彩りを持った作品が存在することを知った。 「詩とメルヘン」のやなせ・たかしは、多少下手でも、光る言葉がひとつでもあればイラストで補ってあげようという太っ腹なサービス精神があったし、「産経新聞朝の詩」の新川和江は、素人の広場だから質よりも、新聞という媒体を鑑みたバランスを大切にされていた。 しかし、菊池貞三はガチンコで作品を選んでくる。だから、小手先のテクニックなど通じるはずもなかった。 それでも、いつしか、毎号毎号、ぼくの作品を取り上げてくれるようになった。 掲

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    bi1dama 2019/04/10
    「風のない(公園に)」「揺れていた(ブランコ)」が、消えた少女とと相まって醸し出す漠然とした不安。それは誰もが味わい得る不思議な不安定感でもある。不条理の世界だからこそ描けるものがあると感じさせます。
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    朝夕、まだ、ちょっと冷え込むけれど、もはや、冬ではない。 立春も過ぎたから、季節は、きっと、春なのだろう。 ぼくが、詩を書き始めた頃、恋愛をモチーフにしたものばかり書いていたし、そういうものしか書けなかった。それはそれで、いいのだが、恋愛詩がぼくの代名詞的に呼ばれるようになって、心の中は常に葛藤していた。ぼくの生涯の友人で詩の大先輩に、悩みを打ち明けると「恋愛がモチーフでもいいけど、甘いんだよな、きみのは」と厳しいアドバイスをもらった。そのひと言で、ぼくの作風は変わったといっても過言ではない。 その頃、屋さんには、まだ詩のがたくさん並んでいた。 ぼくは、そのなかの詩人会議という詩誌を手に取った。ぼくとは違うかなりリベラル系の詩の結社の出している詩誌で、新人賞を公募していた。 かなり、格的な詩を書かなければ入賞は無理だと思ったが、詩の大先輩のひと言が正直、くやしかったので、一泡吹かせて

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    bi1dama 2019/03/31
    私は詩については素人なのですけれど、3連に書かれてある、光の散らばりが美しく悲しく完結するところが好きです。
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    大阪はまだ、気象庁の桜の開花宣言は出されていないが、ニュースを見ていると、地域的にまばらには、開花が確認されているようである。 桜前線は西から北上していくものだと思っていたが、ヒートアイランド現象が影響しているらしい。 きょうのような、寒の戻りでも、お花見を楽しんでいる人たちもいる。 実のところ、ぼくは、集団で行動することが大の苦手。 ドンチャン騒ぎのお花見なんて、ぼくには、信じられない。 独身の頃は、女の子とふたりで、夜桜を見上げた。 ただ、それだけで、しあわせな時間だった。 夜 桜 「ねえ 人は 死んじゃうと その先 どうなっていくの?」 いつだったか まだ肌寒い 春の日に あなたと 死について しずかに 語り合ったことがある 音もなく 風にふるえる 満開の 夜桜の下で ぼくは 子供の頃から 死に対しては 極度の怯えがあって ひたひたと 迫り来るような 恐怖感を あなたに 切々と 訴え

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    bi1dama 2019/03/23
    「死の刹那 あなたに浮かび上がったもの」は「2人で見た夜桜」? …… 分からないまま?