*このファイルはダウンロードし、エディタやワープロでお読み下さい。 以下の文章は ERNEST WOLF-GAZO が『自然哲学の古典家たち』( KLASSIKER DER NATURPHILOSOPHIE:C.H.BECK :1989)の中で執筆したものの試訳である。(本来なら94年に出版予定であった が、未だ訳者に連絡がない。(^_^;) なお、試訳のため注は割愛した。 アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド (1861-1947) Ⅰ.生涯 アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの生涯は、19世紀の後半と20世紀の前半 にまたがっている。ヨーロッパ諸国とアメリカ合衆国の工業化。大英帝国の没落。ロシ ア革命。ヨーロッパを戦場にした第一次世界大戦の惨禍。世界大戦以後のパワーポリテ ィクスによる国際問題の解決。科学技術の急速な発展。ホワイトヘッドの生涯はこれら の出来事と共にあった。とりわけ、