過労死をなくすための施策の土台となる国の過労死防止大綱が3年ぶりに改定され、長時間労働が多いなどとして特別に調査する業種に「メディア」が追加された。NHK記者の過労死が労災認定されたことなどが背景にある。報道各社は、早く正確な情報を伝える報道機関の役割と、記者の健康確保の両立に向けて取り組みを進めている。 先月7日土曜の午後9時前、千葉県で震度5弱を観測した地震を伝えたNHKの臨時ニュースが、ツイッターなどで話題になった。千葉放送局のスタジオに画面が切り替わると、Tシャツ姿の男性ディレクターが登場。「地震発生当時、千葉局にはディレクターの私1人しかいませんでした」と話し始めたからだ。 NHKは「取材や夜間の態勢についてはお答えしていない」とするが、複数の関係者は「働き方改革の結果だ」と解説する。千葉、神奈川、埼玉などの放送局で記者の泊まり勤務を廃止したという。 2014年に女性記者(当時3
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