後列左からマンセル、プロスト、ロズベルグ、現在ウイリアムズのドライバーを務めるボッタス、マルドナドと続き、一番右にはヒルの姿が見える。前列中央の御大フランク・ウイリアムズの両脇には、バリチェロ(左)とバトン(右)。 それは、いままで目にしたことがない不思議な光景だった。今年6月に開催されたイギリスGPで、ウイリアムズの600戦参戦を祝うパーティでのことだ。 予選後、ウイリアムズのモーターホームを訪れると、そこには往年の名ドライバーが集結していた。アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、デーモン・ヒル――いずれもウイリアムズでチャンピオンに輝いたドライバーたちである。 記録ずくめのシーズンを送りながらF1を去ったマンセル。 だが、彼らはタイトルを手にした後、皆ウイリアムズを去った経験を持つ。最初にウイリアムズと袂を分かったのはマンセルだ。 1992年に当時歴代最多となる年間14回のポールポジ
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