菅直人首相(民主党代表)は23日午前、昨年の衆院選と今年の参院選で初当選した同党の新人議員ら約20人と国会内で懇談し、「3年間しっかりやらせてもらう。衆参ダブル選挙でやればいい」などと述べ、3年後の衆参同日選挙の可能性に言及した。9月の党代表選で再選されれば、当面衆院解散に踏み切ることはないとの姿勢を示したものだ。 懇談は非公開で行われた。出席者によると、首相は「(政権交代から)1年では我々の掲げていることをすべてできない」などと述べ、衆参同日選に言及。また、議員側は「挙党態勢を作ってほしい」などと要望。首相は党内に擁立論がある小沢一郎前幹事長について「小沢氏の手腕が必要な場面もある。政治家として高く評価している」と発言したが、どう処遇するかなどは明言しなかった。 懇談に参加したのは北海道や東北、北関東選出議員らが中心で、1時間半近くに及んだ。代表選に向けて支持を広げるのが目的で、25