代表質問が行われた30日、大半の議員が起立して伊吹議長を迎えた。 この慣習は2008年5月、自民党出身の河野洋平議長時代、議会の規律を守る目的で、与党が野党の民主党などに呼びかけて始まった。正式な与野党合意はないが、09年秋の政権交代前後までは続いていたようだ。 民主党の細野幹事長は30日、自らのメールマガジンでこの慣習を紹介し、「自民党は、(民主党政権下の)横路孝弘議長に対して(起立して)敬意を表することをしなかった。悔しい思いはある。しかし、自民党と同じことはしたくない」と記し、自民党の対応をチクリと批判した。