TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」。宇多丸が毎週ランダムに決まった映画を自腹で鑑賞して生放送で評論します。(コーナー前のメール読みゾーンにて)宇多丸:……はい、ということで。本当はさっき、オープニングで、このゾーンを使ってリスナ
![宇多丸『シン・仮面ライダー』を語る!【映画評書き起こし 2023.3.31放送】 | トピックス | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7bab5a8bee5cdac507e941a9938d28c57373e3d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftbsradio.g.kuroco-img.app%2Fv%3D1680270697%2Ffiles%2Ftopics%2F68222_ext_04_0.jpg%3Fwidth%3D1200)
──監督は映画業界に対して危機感を抱いているとのことですが、劇場でかかる映画だけでなく、今は膨大な映像作品が世の中にあふれています。 作品がコンテンツという名前に取って代わられたあたりから、ものすごく変な流れになっていっちゃいましたよね。誰かが10年かけて作った映画も、誰かが寿司屋で醤油さしを舐めている映像も、同じ棚に並べられているわけです。それもただ同然の金額で。 そして再生回数が上がれば、そちらに価値があると見なされる。今は世界がものすごく広大な100円ショップのようになってしまったと思います。 ──あまりに商品数が多すぎて、どれを手にとっていいかも悩みます。 全部を手にとっている時間すらないですからね。もちろん、誰かがものすごく苦労をして作り上げた商品が100円ショップの棚に並んでいるのと同じように、作り手の思いがものすごく込められている作品もある。 でも簡単に手に入るから、気に入ら
アップルが Apple TV+オリジナルの映画『テトリス』の配信を開始しました。 映画『テトリス』は空から巨大なブロックが降ってくる不条理パニックムービー……ではなく、ゲームボーイ版テトリス発売前夜の1980年代末を舞台に、ライセンス獲得のため単身ソビエト連邦に乗り込んだヘンク・ロジャースの冒険を『キングスマン』のタロン・エガートンが演じる「事実に基づいたフィクション」作品。 テトリスといえば、ブロックが落ちてくる「落ち物」パズルの始祖。多数のシリーズ作品やスピンオフ、フォロワーを生み、世界で数億本を売り上げた人気ゲームです。 特に1989年に登場した任天堂のゲームボーイでは、本体に同梱もされたキラータイトルとして世界累計約3500万本を出荷。本体の普及を牽引し、携帯ゲーム機市場における任天堂の覇権確立に貢献しました。 一方、テトリスはゲーム会社が開発した作品ではなく、ソビエト連邦時代のロ
映画などの最後に、出演者や監督、スタッフなど、 制作に携わった人たちや団体の名を表示する、 「エンドロール(エンドクレジット)」。 昔の映画は映画会社の社員が制作していたので、 全てのスタッフの名前を出す必要がありませんでしたが、 現代ではフリーの人が多く制作に関わっている事などから、 エンドロールで全ての関係者の名前が流されるのが一般的です。 日本国内でも「最後まで観るかどうか」という議論が、 特にインターネット上で時折あるようですが、 今回の翻訳元では、日本人の特徴として、 「エンドロールを最後まで観る観客が多い点」が指摘され、 その理由などについて外国人が語り合っています。 寄せられた声の一部をご紹介しますので、ごらんください。 「やっぱ日本は特殊だねw」 日本独自の『25時』という概念に外国人が衝撃 翻訳元■■■■ ■ そうそう、エンドロールで席を立たないのは日本人の特徴だね。 +
画像はイメージ - iStock.com / alexander_h_schulz 「観たい映画の上映時間の長さによって、映画館での鑑賞をためらうことがあるか」との問いに、74%の人が「ある」と答えた。 エンターテインメント業界に向けたデータ・デジタルマーケティングサービスを提供する GEM Partners 株式会社は「観たい映画であっても映画館での鑑賞をためらう上映時間の長さ」に関する調査結果を発表。それによると、2018年以降、上映時間140分以上の映画が増加傾向にあるが、約4人に3人となる74%が上映時間の長さによっては映画館での鑑賞をためらうという。 では、具体的にはどの程度の長さから鑑賞をためらうのだろうか。その割合は上映時間120分(2時間)以上で21%、140分(2時間20分)以上で33%、160分(2時間40分)以上で45%、180分(3時間)以上で63%という結果になっ
映画や音楽がネットで手軽に視聴できる時代に、レンタルDVDでおなじみの「GEO」の運営会社が急成長を遂げている。戦略コンサルタントの鈴木貴博さんは「レンタル市場はここ10年で縮小している。ゲオはレンタル事業と親和性のある新たなビジネスに鉱脈を見つけた」という――。 急成長を遂げる「GEO」の運営企業 名古屋出身の戦略コンサルタントの鈴木貴博です。名古屋からスタートして全国区企業になり、元ベンチャー企業から東証プライム上場企業になったのが、CDやDVDのレンタルでおなじみの「GEO」を運営する「ゲオホールディングス」(以下ゲオ)という会社です。わたしの東京の自宅と最寄り駅の間にもネイビーと黄色の「GEO」の看板を掲げたお店があって、もう20年来このお店を使っています。 さて、あくまで個人の感想ですがここ10年ぐらいは、 「このお店、いつかなくなっちゃうんだろうな」 とか、 「なくなったら不便
月刊少年シリウス(講談社)にて連載された「はたらく細胞」は、白血球、赤血球、血小板などの細胞を擬人化したマンガ。人体で働く無数の細胞たちが病原菌と戦いながら、成長し、友情や愛情を育んでいくさまが描かれる。単行本は全6巻が発売され、2018年と2021年にはTVアニメ化を果たし、舞台化もされた。「はたらく細胞 BLACK」「はたらく血小板ちゃん」「はたらく細胞 LADY」などスピンオフ作品も登場している。 武内は「普段見ることのできない体内の世界では日々一体どんなことが起こっているのか?そんな細胞たちの日常を、笑いと学びに溢れた壮大なスケールでお届けしたいと思っています。この作品を監督することが決まってからは、私自身も普段の生活で自分の体内の細胞たちのことを意識するようになりました」とコメント。なお脚本は「翔んで埼玉」で武内とタッグを組んだ徳永友一が担当する。 武内英樹(監督)コメント「はた
原作のクールさとテレビのキッチュさへの濃すぎる愛 1960年代、予算もかけ作品内容も練った円谷プロ=TBSの『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に夢中だった子どもにとって、71年4月に始まった東映=毎日放送の『仮面ライダー』は、安づくりの映像をスピード感とキッチュな風味で乗り切らんとするジャンクフード的な魅力の塊だった。『ウルトラ』シリーズには時として文明批判、社会批判のようなテーマ性さえ含まれてまことにハイブロウであったが、テレビ映画の『仮面ライダー』にはそんな高尚なものはなく、ひたすら秘密結社ショッカーが繰り出す数々の怪人たちを同じく改造人間である仮面ライダーが必殺技で倒してゆく勧善懲悪モノだった。金のかかるミニチュアや合成などはほとんどなく、ひたすらライダーや怪人が等身大の生身の闘いを演ずるだけなのだが、その安さが子どもには親しみに映り、まんま公園や広場で「仮面ライダーごっこ」に転用で
漫画家の松本零士が亡くなった。今回は“松本アニメ”のあり方について考えてみたい。 1977年から1984年いっぱいまで続いたアニメブームを振り返ると、映画『宇宙戦艦ヤマト』(1977)→『機動戦士ガンダム』(1979)→『超時空要塞マクロス』(1984)という流れで取り上げられることが多いが、この流れと並行して2つの潮流があり、ひとつが松本零士が原作・関与した“松本アニメ”の流れだった。ちなみにもうひとつは団塊ジュニアを中心に盛り上がった、『ドラえもん』(1979)を皮切りとする“藤子アニメ”の流れだった。 当時、“松本アニメ”がどれだけハイペースでリリースされていたのかを確認してみよう。 1977年 『宇宙戦艦ヤマト』(映画)、『惑星ロボ ダンガードA』 1978年 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(映画)、『宇宙戦艦ヤマト2』、『SF西遊記スタージンガー』、『宇宙海賊キャプテンハ
このドキュメンタリー映像が非常に面白い。 『龍が如く』ファンであれば、必見の内容。それと同時に、今の「龍が如くスタジオ」に対する期待がストップ高になってしまうほどのドキュメンタリー映像となっていた。 上記した動画の冒頭は、龍が如くスタジオ 代表/制作総指揮の横山昌義氏のインタビューからはじまる。 「常にお客さんとの戦いだったりするわけですよ」 プレイステーションで『龍が如く』が発売したのが、2005年12月。もう少しでシリーズ20周年を迎える長寿タイトルとして、多くのファンから愛されている。 一方でここまでの長期タイトルともなれば、『龍が如く』と共に人生を過ごし、深すぎる愛を持っている。勿論、新作への期待も半端じゃない。 そんなファンの思いはクリエイター陣にも十二分に伝わるはず。そんな気持ち(プレッシャー)に対して、横山昌義氏は「常にお客さんとの戦いだったりするわけですよ」と返した。 こっ
10万国アノニマスさん 幽遊白書 初めて見たAnimeでもあるし 数ヶ月寝たきりだった時に全話見直してさらにもう一度見た
オンライン講座を通して日本文化を発信するNaro.tvにて、「アニメ/特撮カテゴリー」 の第1弾講師として登場した押井。「押井守に学ぶアニメ・映画」は計300分の全20セッションで、押井の思考や、映画監督として実践していることが紹介される。セッションの中には「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」のシーン分析や、映画と出会った幼少期から監督になるまでの振り返りも。価格は税込1万円。期間限定で税込7980円で購入できる。また押井のコメントと、アニメ特撮研究家・氷川竜介氏から「押井守に学ぶアニメ・映画」についての推薦文も到着した。 押井守監督コメントアニメーション監督は机上で映画を作ることが仕事です。 机の上には映画の根拠となるものー現実の風景も役者も存在しません。 そこにあるのは言葉と、それが作り出すイメージだけです。 そして、だからこそ僕は映画を語ることに拘ります。 映画を
英作家A・A・ミルンが1926年に発表した童話のキャラクター「くまのプーさん」はこれまで魅惑的で健全な映画やラジオ作品に数多く登場してきたが、実写版の新作ホラー映画「ウイニー・ザ・プー:ブラッド・アンド・ハニー」(原題)は従来の作品とは様相が異なる。 10万ドル(約1350万円)足らずで製作されたブラッド・アンド・ハニーが全米の劇場で15日公開された。 原作では愛らしいキャラクターとして描かれていたプーさんと友人のピグレットだが、本作では大学に進学するクリストファー・ロビンに置き去りにされ、生き残るために友人だったロバのイーヨーを殺して食べてしまい、そこから殺人の連鎖が始まる。 大ヒットは見込まれておらず、ウエブサイトのハリウッド・ストック・エクスチェンジは4週間の米興行収入をわずか900万ドルと予想。ただ、所有する人気キャラクターに付随する著作権が近く切れる大手映画会社にとって、この作品
落ちものパズルゲーム「テトリス」の権利をソビエト連邦に渡って手に入れ、世界的なヒットゲームに育て上げた実業家ヘンク・ロジャースの物語を描く映画「テトリス」の予告編が公開されました。 Watch Tetris | Apple TV+ https://tv.apple.com/us/movie/tetris/umc.cmc.4evmgcam356pzgxs2l7a18d7b Tetris — Official Trailer | Apple TV+ - YouTube PCに表示されているのは「テトリス」 「テトリスを5分間プレイしただけで、夢の中でもテトリミノが落ちてくる」「詩的だ。芸術と数学、すべてが魔法のように同時進行する、まさに完璧なゲームだ」と熱弁を振るう実業家のヘンク・ロジャース(演:タロン・エガートン)。 「テトリス(TETRIS)」という名称は、ギリシャ語で4を意味する「テトラ
東映太秦映画村(京都市右京区)のお化け屋敷で、お化け役の演者のあごを反射的に蹴り重傷を負わせて賠償金を支払った空手有段者の男性(49)=岐…
ホーム > 映画ニュース > 2023年2月8日 > 【興収100億円突破】「THE FIRST SLAM DUNK」の規格外な制作手法 企画成立まで5年、井上雄彦が触発された宮崎駿の言葉 【興収100億円突破】「THE FIRST SLAM DUNK」の規格外な制作手法 企画成立まで5年、井上雄彦が触発された宮崎駿の言葉 2023年2月8日 15:00 2月1日から新たな入場者特典のポストカードが配布中(全国50万枚限定)(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 SLAM DUNK Film Partners 昨年12月3日から公開中の「THE FIRST SLAM DUNK」が、公開から67日間(2月7日)で興行収入100億円を突破しました。同作は、キャストと主題歌以外の情報がほとんど明かされないまま公開されましたが、作品の素晴らしさが口コミで広がることで、原作漫画ファ
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