加藤勝信官房長官は10日の記者会見で、菅義偉首相が10~11月に希望する全国民への新型コロナウイルスワクチン接種完了を目指すと表明した根拠について、「具体的なデータがあるわけではないが、このペースで進めていけば10、11月ぐらいにはということで申し上げた」と述べるにとどめた。 首相は9日、立憲民主党の枝野幸男代表と…
加藤勝信官房長官は10日の記者会見で、菅義偉首相が10~11月に希望する全国民への新型コロナウイルスワクチン接種完了を目指すと表明した根拠について、「具体的なデータがあるわけではないが、このペースで進めていけば10、11月ぐらいにはということで申し上げた」と述べるにとどめた。 首相は9日、立憲民主党の枝野幸男代表と…
首からジャラジャラと垂れ下がる身分証、スッキリさせます――。河野太郎・規制改革担当相と小泉進次郎環境相が16日の閣議後会見でそんな発表をした。環境省の職員が立ち入り検査で使う多数の身分証について、愛知県から改善を求める声が河野氏のもとに届き、ひとつにまとめたという。今後、ほかの省庁や自治体でも、統合の動きを広めたいとしている。 統合したのは、環境省の45種類の身分証。これまで温泉法や自然公園法、大気汚染防止法、浄化槽法など各法令に従って身分証が1枚ずつ発行され、検査時に身につける必要があった。 小泉氏は会見で、愛知県の職員からウェブ会議で実態を聞いたことを紹介。これまで必要だった多数の身分証を手に、「なんと愛知県は25枚どころか1人で33枚、こういう方がいたそうだ。発行の事務作業が大きく軽減されることを非常に喜んでもらった」と胸を張った。 さらに「こういったモデルが次の風穴につながっていけ
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大阪府池田市の冨田裕樹市長が市役所内に家庭用サウナを持ち込んで使用していた問題で、発覚の端緒となった情報をマスコミに流したのは誰かという“犯人捜し”が市長側主導でされていた様子が12日明らかになった。この日の市議会百条委で関係者が証言した。情報を流したと疑われた職員は、市長の後援会長から電話で「市長ともども、あなたが情報提供者であると確信している」「『違う』と言い続けても、告訴などで元の生活に戻れない可能性もある」などと言われ「強く恐怖を感じた」と心情を吐露した。【三角真理】 この日、元平修治副市長、秘書課職員らが証人喚問された。 証言などによると、2020年10月にサウナ問題が報道された数日後、副市長が市長から「(情報を流した人物は)秘書課職員でしょう」と言われ、確かめることを指示されたという。副市長が、その職員に聞いたところ「違う」と否定したので、そのままを市長に伝えたが、「もう一度確
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「記憶力不足を反省します」 総務省幹部が菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」の接待を受けた問題で、幹部の一人は19日の衆院予算委員会で、会食で交わされた話題をめぐる自身の過去の国会答弁の真偽を追及され、弁解の言葉を繰り返した。 昨年12月に同社の接待を受けた同省の秋本芳徳・情報流通行政局長は、今月10日の衆院予算委で「(同社の)事業について話題に上った記憶はない」と答弁していた。 ところが、文春オンラインが17日付で、会食の場で「衛星」「BS」といった言葉が交わされ、秋本氏本人が小林史明・元総務政務官(自民党衆院議員)について、「どっかで一敗地にまみれないと全然勘違いのままいっちゃいますよねぇ」と述べていたことを音声データとともに報じた。 19日の予算委では、立憲民主党の道下大樹氏が報道と過去の答弁との整合性などを指摘した。秋本氏は小林氏に関する発言は自分のものだと認め、「本当
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西村経済再生相(発言録) 「Go To キャンペーン」についてでありますが、現時点で(新型コロナウイルスの感染者数が急増している)北海道をはじめ、どこかの地域を除外することは考えておりません。地域経済にとっては大きなプラスであり、感染防止策を徹底してもらいながら、両立を図っていくことが大事です。 (「Go To トラベル」を利用して北海道旅行をするかは)国民のみなさんの判断だと思います。現実には感染が広がり、宿泊施設の稼働率も少し下がってきていると聞いています。 もちろん、感染の数が爆発的に増えてくれば、「Go To トラベル」のみならず、全体として経済活動の制約をしていかないと、感染拡大を防げない。そういうことももちろん想定しなきゃいけないわけですが。(記者会見で) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!--
菅義偉首相は2日、就任後初の衆院予算委員会での質疑に臨んだ。「一問一答」形式のため臨機応変な答弁が求められるが、言い間違いや同じ答弁の繰り返しで審議が滞る場面もあった。大きなミスはなかったが、4日以降も続く予算委を乗り切ることができるのか、答弁能力が試されそうだ。 首相は予算委で、日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった理由について「人事に関することであり、お答えを差し控える」との答弁を連発。立憲民主党の今井雅人氏は「答弁拒否だ」と怒りをあらわにした。納得のいかない野党議員は金田勝年委員長(自民)に詰め寄り、質疑は数度にわたり滞った。 7年8カ月政権を維持した安倍晋三前首相は、予算委では長々と持論を展開したり、正面から答えなかったりすることで、野党の質問をかわすことが多かった。答弁が不安定な閣僚に代わって答えることもあった。 しかし、2日の予算委では、首相に代わって加藤勝信官房長官が答弁
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菅義偉首相が野党時代の2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が、20日に発売された。「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などを削除。官房長官時代のインタビューを追加している。新書は全244ページ。 菅氏は12年の単行本で、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判し、「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」などと断じていた。 だが、菅氏がその後、官房長官を務めた安倍晋三政権では、学校法人「森友学園」への国有地売却問題や首相主催の「桜を見る会」問題を巡り、政権に都合の悪い公文書や記録が改ざんされたり、廃棄されたりした
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東京都知事選を翌日に控えた7月4日、土曜日の昼下がり。私は、ある学生団体が主催するオンライン討論イベントに招かれた。テーマは民主主義。日本政府のコロナ対応はうまくいったと思う? 明日の都知事選、どんな視点で投票するんですか? 全国各地から参加してくれた若者たちと意見を交わすうち、都内の大学に通う4年生の男子学生(23)の発言に、メモを取る手がとまった。 「ぼくは選挙に行くとき、候補者の主張を調べはします。でも、どうしても距離を感じてしまうので、多数派から支持を得ている人に投票するようにしています」――。 え、どういうこと? 理由はこうだった。 子育て、年金、医療、働き方……各候補が様々な政策を主張するけれど、どれも「自分ごと」に感じられない。でも、選挙に行かなきゃ大人じゃない。国民の義務を果たしていないと言われたくない。そんなあやふやな考えの自分の1票が変な影響を与えないよう、せめて
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