1970年代末、アニメーターの谷口と村中博美が大阪に設立した作画スタジオがアニメアール(以後、『アール』と表記)である。最初は、谷口と徳永尚和が講師を務めていた大阪デザイナー専門学校の卒業生を現場参加させてスタート。当初、アールは谷口の第1スタジオと村中の第2スタジオに分かれており、同じ一つの部屋の中で谷口と村中のチームがそれぞれ別の作品を担当していた[1]。部屋が狭く、動画や新人には机もないため、それぞれが自宅作業をしていた[1]。その後、スタジオが引っ越す際に村中のチームが名前をスタジオ・ムーと変え、スタジオも分けることになった[1]。2004年頃に仕上げスタッフを立ち上げ、他社からの作画作業を請け負うだけではなく仕上げ作業も請け負うようになった。 1980年代、アニメスタジオの大半が東京を拠点に活動している中、西日本で殆ど唯一アニメーション制作に関わっており、アニメ雑誌で人気の高いサ