やりたいことがあるにもかかわらず、お金がないばかりに満足に教育を受けられない子供たちは、先進国にもまだまだ存在する。 そんな子供たちに救いの手を差し伸べたのが、アメリカのアイオワ州に住んでいたひとりの男性だった。独身で家族を持たなかった彼は、生涯質素に暮らし続け、死後長年コツコツと貯めた自分の財産を、経済的ゆとりのない子供たち33人に寄付したのだ。 彼のおかげで夢を叶えることができた子供たちは、現在立派に成長し、それぞれ素晴らしい職を得ている仲間同士になった。 彼らが、自分たちの人生を大きく変えるきっかけを与えてくれた男性から得たものは、多額の経済的援助だけではなく、見知らぬ人への親切行為の素晴らしさだった。