企業や組織に悪影響を与える従業員とはどんな人だろうか? 「イノベーションを起こしたければ、こんなタイプの従業員は即クビにせよ」と助言する記事が、経済誌『BusinessWeek』に掲載されている(「いますぐにでもクビにしたい従業員3タイプ(原題:Three Types of People to Fire Immediately)」)。 日本よりも解雇が頻繁な米国らしく、業績に悪い影響を与える人は解雇すべきというシビアな意見だが、プロのビジネスマンとして参考にしたい意見もある。 (1)犠牲観念が強い人 問題が起こった時、「課題にぶち当たった」と考える人もいれば、「ヒドイ目にあった」と迫害あるいは犠牲的な考え方をする人もいる。後者は、人、プロセス、モノとあらゆるものに責任転換して、自分は「被害者」「犠牲者」と考える。とりあえず、望ましくない事態が生じているのだから、不機嫌だったり憤慨していたり