前回の「プロダクトのムダを排除するには」では、プロダクト開発におけるムダとそれを排除するための開発プロセス改善の重要性についてお話しし、中でも特に効果的なリーン開発について紹介しました。 では、ユーザーが求めるものを作れるようになれば、もうムダはないのでしょうか。 残念ながら、それは違います。プロダクト全体の話に限らず、実は細かなタスクやプロセス上にもいくつものムダが潜んでいます。 では、プロダクト開発プロセスにおけるムダとはなんでしょうか? それは、ユーザーにとって価値を生み出さないすべての活動です。 実際にプロダクト開発プロセスにおけるムダと言われているものを挙げてみます。 余計な機能のムダ 再学習のムダ 引き継ぎのムダ 欠陥のムダ 未完成のムダ タスク切り替えのムダ 遅れのムダ これらのムダが開発スピードへ影響し、ユーザーに価値を提供する時間を伸ばす原因になります。 例えば、丸一日ミ