毎年、最後の授業での挨拶として、僕は学生にこんな話をします。 授業で学んだ知識的な細かいことは、卒業後忘れてしまっても別に構わない。でも、どんなことを学んだか、それの何が大事だと言われたのかは、できれば覚えていてほしい。これから何年後か、何十年後か、あるいはそういうときが一生訪れない人もいるかもしれないけれど、生き抜いていくなかで「このままじゃちょっとマズいな、ちょっと勉強した方がいいのかもしれない」と感じる瞬間があると思う。そのときは躊躇せずに勉強してほしい。方法はいくつもある。学校に行き直すのもいいし、本を買って読むのもいい。ネットだって、そのときはもっと便利になってると思う。僕はこの授業を担当するために、本を読んで勉強した。一度授業を受けているみんななら、当時ゼロから始めた僕より、これからゼロから始めるみんなのライバルより、少しはスムーズに学べると思う。確かに努力は必要。でもほとんど
![学ぶことを自ら選ぶということ|withComputer](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bfac3b933cc6d724ac32a64f3bcd1b289ae1176/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwithcomputer.jp%2Fthemes%2Fwc%2Fimages%2Ffacebook%2Fogp200.png)