MSXの楽しさを教えてくれた雑誌「MSX-FAN」、見つけてから欠かさず購入してました。一番好きだったのは読者投稿のゲームが掲載された「ファンダム」というコーナー。編集さんによる審査を通過した作品が毎月十数作品掲載されていました。おもしろそうなゲームを見つけては、雑誌に書いてあるプログラムを自分のMSXにがんばって打ち込みます。 一見無意味な作業のようにみえるこの「打ち込み」は、現代でも「写経」といって、プログラミングの非常に有効な勉強法だったりします。「写経」がそうであるように、先人の書いた道をなぞることによって、その作法が自然と刷り込まれます。 1991年10月からは、720KBのフロッピーディスクが付録としてつくようになり、楽にはなりましたが、どれを遊ぼうかと打ち込むプログラミングの長さも踏まえて吟味する楽しみは減ってしまったかもしれません。ただ、その代わり、マシン語を操るためのアセ
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