2008年のチベット人蜂起、2009年のウイグル人蜂起につづいて、今、中国の内モンゴルのシリンゴル盟のモンゴル人が蜂起している(くわしくはこのサイトで)。ちなみに、これらの蜂起の背景にはすべて同じ構図がある。すなわち、中華人民共和国によるこれら諸民族に対する武力制圧に対する恨みつらみ、民族地域へ流入してくる大量の漢人への恨みつらみ(彼らかは伝統的な社会を公害や資本主義によって破壊する)、その結果おきる自分たちの言語と文化の消滅に対する危機感などである。 日本人の多くは知らないだろうが、実は、チベット人とモンゴル人は歴史的に密接な関係にある。13世紀にモンゴル人が世界帝国をつくるなかでチベットの高僧と出会った。元朝をたてたフビライ=ハーンはサキャ派の高僧パクパを師とし、その後も元朝を通じて皇室はチベット仏教に非常に傾倒した。元朝が崩壊するといったんチベット仏教は衰退するが、1578年にトゥメ
モンゴルの草原地帯、シリンゴル盟*が大きく揺れています。 チベット人から経緯と現在の状況を尋ねられ、説明のためまとめたので、ブログにも載せておきます。現地からの情報にはタイムラグがあり、状況は現在進行形で変わっています。2011年5月27日正午時点で、私(うらるんた)が状況把握できた範囲(当然、すべて2次情報です)でのものとご了承下さい。 *モンゴルでは清朝以来の統治機構に由来するアイマク(盟)―ホシュー(旗)―ソム(鎮)の行政区分が残る地域があり、シリンゴルはその伝統的行政エリアです(近年、多くが「市」などに再編されつつあります) ■現時点での日本語報道は以下の通り。 中国:内モンゴルで1000人抗議行動 炭鉱開発に反対(2/26毎日) http://mainichi.jp/select/world/news/20110526ddm007030078000c.html 中国:内モンゴルで
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