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2014年11月24日のブックマーク (5件)

  • 九王奪嫡のマンジュ封号

    さて、辮髪乙女ゲードラマこと《歩歩驚心(邦題:宮廷女官・若曦(ジャクギ))》の再放送をツラツラ見てました。何のかんのやっぱ面白いですよねぇ。自分は主人公の若曦にはあんまり感情移入出来ないんですが、まぁ、乙女ゲードラマなので、この人は阿哥たちを描くための狂言廻しですしねぇ。てか、マンジュなので来ルォシィとでも呼ぶべきでしょうけど、この時代だとどうですかねぇ…。元々漢字を想定した名前は漢字のママで良いのかなとも思います。ともあれ、このドラマは史料読んだだけではさして魅力的とも思えない多羅敦郡王・胤䄉はじめ他の阿哥たちを魅力的に描いてますよね…。確かに十阿哥は愚かかも知れないけど、案外気持ちの良い奴だったのかも知れないなどとはこのドラマ見るまで思いもしませんでしたというか、さして印象強かったわけでもないですしw と言うワケで、今回は九王+α達の名前のマンジュ語読みとマンジュ語の封号を調べて見ま

    九王奪嫡のマンジュ封号
    bitheiboo
    bitheiboo 2014/11/24
    雍正帝による康煕帝遺詔改竄説については確かに「マンジュ文にしろ漢文にしろ、線一本足しただけでどうにかなるモンじゃないだろ」ですよねえ。マンジュ文の封号はいろいろ面白い。
  • アキナとサスヘ;追記1

    と言うワケで、前回ネタにしたアキナとサスヘですが、ネットを検索し続けてたら、わりと色々あったのでお蔵出しをば。 雍正上台后把「八阿哥、九阿哥」改名为「阿其那、塞斯黑」,这两个名字是什么意思? これは、どうやら中国版の知恵袋とか小町みたいなページですかね。マンジュ熱が凄く熱い人の回答が常軌を逸していて勉強になります。内容については多分下に挙げてる様な論文がソースと言うコトになるかと思います。独自に辞書や上奏文などから画像も貼り付けていますし、読み応え有りますね。 で、まずは犬と豚のマンジュ語の語彙に関してはこの論文が元になっているようです。もっとも、この論文の通りには上げていませんけど…。 沈原〈“阿其那”、“塞思黑”考释〉《清史研究》1997, 0(1): 90-96 �各種犬のマンジュ語一覧 indahūn 狗⇒犬 ajirhan 牙狗⇒雄犬 enihen 母狗⇒雌犬 taiha 长毛细

    アキナとサスヘ;追記1
    bitheiboo
    bitheiboo 2014/11/24
    「アキナ」・「サスへ」についての史料・研究史まとめその2。参考になります。
  • アキナとサスヘ

    さて、いよいよ《歩歩驚心》の再放送もクライマックスで、八阿哥の命運も風前の灯火です。で、このあたりで出て来るアキナ、サスヘという八阿哥と九阿哥の別名ですが、宮崎市定の『雍正帝 中国の独裁君主』中公文庫ではこうなっています。 ──あいつはもう皇族ではない。一介の平民だ。皇族と間違えられそうな名前を持っていては他の兄弟が迷惑する。なんと名前をつけかえたらいいか、人に聞いてまいれ。 使者がこの旨を取りつぐと、八阿哥は平気な顔をして、ただ一言答えた。 ──犬。 ──よし犬になれ。 雍正帝は即座に八阿哥を犬にしてしまった。満洲語で犬のことをアキナという。これから朝廷では八阿哥の名をよんではならなくなって、いつもアキナと称した。i 雍正帝の命によって宮内省は九阿哥から皇族の身分を剥奪することを決めた。皇族ではなくなると改名せねばならぬ。どんな名前がつけられたいかと聞きにやったが、九阿哥の原案が雍正帝

    アキナとサスヘ
    bitheiboo
    bitheiboo 2014/11/24
    「アキナ」と「サスへ」についての史料・研究史まとめ。とりあえず「犬」と「豚」という意味ではないということ。しっかしまあ、なんというか雍正帝も性格悪い(^_^;)
  • 《瀋陽状啓》八月二十六日

    さて、清初を扱った論文を読んでいると、《瀋陽状啓》という書名にぶち当たることがあります。これ何かというと、瀋陽=ムクデン・ホトンに人質として抑留させられていた李氏朝鮮の世子…つまり王太子である昭顕世子が朝鮮王・仁祖に提出していた報告書ですね。存在は知っていたモノどういった性質の書物かよく分からず、興味はあったのですがほったらかしにしてたんですが、サクッと検索したところ国立国会図書館のデジタルアーカイブに戦前のが登録されてるのをうっかり発見しました。 国立国会図書館デジタルコレクション 瀋陽状啓 戦前の帝大であった京城帝国大学の法文学部の出版ですね。どうやら朝鮮王朝の奎章閣に保管されていた書簡を校訂して出版したようです。影印が巻頭に載っていますが、これを解読するのはさぞ骨が折れたと思います。しかも、純粋な漢文ではなく朝鮮王朝で使用された漢文なので、朝鮮語発想で書かれた文章は非常に読みにくい

    《瀋陽状啓》八月二十六日
    bitheiboo
    bitheiboo 2014/11/24
    この史料も一度じっくり読んでみたい。清朝側史料からはうかがい知れない内容。正直に告白すると、自分はどちらかと言えば主に入関後の清朝について学んできたので、入関前についてはまだまだ知らないことばかり。
  • 愛新覺羅宗譜

    ネットでツラツラ検索していて、《愛新覚羅宗譜》についての記事を見つけたので、リンクを上げときます。 愛新覺羅宗譜─台灣Wiki 内容に関してどの巻にどの系譜が載っているのか、ザッと載っていたので抜き出してみます。 學苑出版社1998年影印31冊分卷內容如下: 甲冊1-4: 德宗景,穆宗毅,文宗顯,宣宗成,仁宗睿,高宗純,世宗憲,聖祖仁,世祖章,太宗文皇帝位下之子孫。 乙冊1-4: 太祖高皇帝位下:第1子貝勒褚英,第2子親王代善,第3子鎮國公阿拜之子孫。 丙冊1-4: 太祖高皇帝位下:第4子鎮國將軍湯古代,第5子鎮國莽古爾泰,第6子輔國公塔拜,第7子親王阿巴泰,第9子鎮國公巴布泰,第10子鎮國德格類,第11子鎮國巴布海,第12子鎮國阿濟格,第13子輔國公賴慕布,第14子親王多爾袞,第15子親王多鐸,第16子費揚果之子孫。 丁冊1-4: 顯祖宣皇帝位下第2子貝勒穆爾哈齊,第3子親王舒爾哈齊,

    愛新覺羅宗譜