台湾の蔡英文総統は、台湾海峡の平和と安定のため、日本を含む各国に連携強化を求めるとともに、台湾と日本の互いに助け合う関係を次の世代に引き継ぎたいと呼びかけました。 蔡英文総統は、10日発売された月刊誌「文藝春秋」で、オンラインのインタビューに応じました。 この中で蔡総統は、ことし4月の日米首脳会談の共同声明や、6月に開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議の首脳宣言で、台湾海峡の平和と安定の重要性に言及したことについて、「日本やアメリカなどの国々が台湾海峡について議論し、懸念を表明することは、軍事的拡張を続ける中国にひとつのシグナルを送ることになる」と述べました。 そして、「主要先進諸国の台湾への関心が高ければ高いほど、連携の度合いが強ければ強いほど、中国は軍事活動を含む政策決定に慎重にならざるを得なくなる」と指摘し、台湾海峡の平和と安定のため、日本を含む各国に連携強化を求めました。 一方