博覧会を食い尽くす 「2018年第1回中国国際輸入博覧会」(以下「輸入博覧会」)が2018年11月5日から10日までの6日間に渡って、上海市青浦区にある国家会展中心(上海)で開催された。 この輸入博覧会は2017年5月に北京市で開催された「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開幕式で基調講演を行った習近平国家主席が、2018年からの開催を言明したことに基づいて開催されたものだった。 閉幕に伴い、11月11日付の上海紙「労働報」は、次のように報じた。すなわち、輸入博覧会には172の国や地域から3600社以上が参加し、40万人以上の国内外の購買担当者が商談を行い、今後1年間に契約意向の金額が578億ドル(約6兆5800億円)に上るという成果を得た。博覧会は11月10日に円満裡に閉幕し、総入場者数は80万人を超えた。 この数字だけを見れば、輸入博覧会は盛況で輸入商談が大きな成果を上げたように思