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ブックマーク / myrmecoleon.sytes.net (2)

  • Myrmecoleon in Paradoxical Library. 旧本館: 外山センセと「耳をすませば」

    柊あおい著 『耳をすませば』 (集英社,2005.07 集英社文庫) 外山滋比古著 『外山滋比古著作集』3 異と古典 (みすず書房,2003.03) われわれは,いかにも無造作に“ものを読む”というが,当に読む意味を考えることは稀である。読むというのは,目に見えないコピーを頭の中につくり上げることにほかならない。そして人間はだれひとりとして,まったく同じ反応をする者はいないから,同じ作品についてまったく同じ理解をすることは考えられない。似ているようでも,こまかいところを見れば必ず違っている。完全に同じコピーはないということである。 外山滋比古「コピー」 - 『外山滋比古著作集』 p.20 先日,「耳をすませば」の原作を読んだ。映画で見たものよりも強い印象を受けたのは面白かったが,さらに面白いのが,この少女漫画と宮崎映画との関係である。 「耳をすませば」は,図書館関係者では,カード式貸出

  • Myrmecoleon in Paradoxical Library. 旧本館: 第五回「長門有希の100冊は図書館で揃うか?」調査

    予告通り連休ぎりぎりで更新。第五回です。 今回のテーマは「蔵書冊数の少ない県立図書館」。 以前にfuzzyさんが県主要図書館の長門所蔵率の推定を出していました。 市内の図書館の蔵書: 15~30%程度 県の主要図書館の蔵書の合計: 35~70%程度 国立国会図書館の蔵書: 95%程度 国立国会図書館については95%程度と素晴らしい的中率(第一回参照)を示していましたが,その他についてはどうなのか,というのが今回のポイント。 「市内の図書館の蔵書」については第四回の結果や鈴木氏の調査が参考になるかもしれません。「市内」といっても,大阪市や横浜市であれば30%どころではない,おそらく中央図書館単独でも相当の所蔵率でしょう。そういう意味では,上限値はもっと上になります(まあ,横浜市などは「県の主要図書館」といっても遜色ない規模ですが;)。 具体的な数字をみるとすれば,鈴木氏の調査が参考

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