公明党の山口那津男代表は18日、民進党の岡田克也代表が安倍晋三首相との党首討論で、平成31年までの消費税率10%への引き上げの先送りと赤字国債発行による財源の手当てを提案したことを強く批判した。「できもしないことを掲げ、赤字国債で(消費税率引き上げまでの財源を)当面賄えというのは、全く無責任だ」と述べた。 山口氏は、消費税再増税時に導入する軽減税率の白紙撤回を含む岡田氏の主張について「前提が無責任な考え方だ」と非難した。 軽減税率に代わる低所得者対策として、民進党が主張する給付付き税額控除に関しても「実施できないと、自らの(民主党)政権のときに言ってきた。それを克服し、近いうちに(実施)できるという主張は全くない」と語気を強めた。 党首討論終了後、国会内で記者団の取材に答えた。