DNAマーカー選抜とは ●水稲には病気に強くなる、冷害に強くなる、などの有用な遺伝子が見つけ出されていますが、これらの遺伝子を持っているのかどうかは、見た目からはわかりません。そのため、有用な遺伝子の近くにあるDNAの違いを基に、目印(DNAマーカー)が作られています。 ●DNAマーカー選抜とは、DNAの違いと目印として目的の遺伝子を持っているかどうかを判別し、優良なイネを選抜する方法のことです。 ●DNAマーカー選抜は、DNAの違いを目印として良い遺伝子を持つイネを選抜する方法であり、遺伝子組換えとは全く異なる技術です。 DNAマーカー選抜の方法 ●病気に強い親と弱い親を交配してできた子供たちは、病気に強いイネと弱いイネが混在しています。見た目では区別できないため、通常は病原菌などを接種して病気に強いか弱いかを判別しますが、大きな労力がかかります。 ●DNAマーカー選抜は、病気に強い遺伝