トレンドマイクロは3月16日、初めて日本語表示に対応した、Android端末を狙うランサムウェア(PCやファイルを人質に取る不正ソフト)を確認したと報告しました。3月10日前後からTwitterなどで、被害を訴える書き込みが散見されています。 AndroidOS_Locker ランサムウェアは感染したPCをロックしたり、ファイルを暗号化したりして使用不能にし、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するソフト。今回同社が確認したのは「AndroidOS_Locker」というもので、Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応したものとのこと。 AndroidOS_Lockerは、端末操作をできないようにして端末自体を「人質」にします。「MINISTRY OF JUSTICE」(法務省)をかたり、「罰金」の支払いを要求するメッセージを表示。「犯罪者情報」として端末のキャリア
工業生産に適したフォトリソグラフィ法を使用し、従来の100万倍のスピードで作製 世界最高レベルのQ値(注1)150万を達成、超高Q値光ナノ共振器の普及へ シリコンレーザーや光メモリー、簡便に使える医療診断センサーの開発等応用に期待 公立大学法人大阪府立大学(理事長:辻 洋)工学研究科の高橋和准教授と、国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治) 電子光技術研究部門の森雅彦研究部門長、岡野誠研究員の研究グループは、世界で初めて、工業生産に適したフォトリソグラフィ法を用いて、100万以上のQ値を有する光ナノ共振器を作製することに成功しました。 シリコンフォトニック結晶(注2)を用いた光ナノ共振器(注3)は、100万を超える非常に高いQ値を実現しており、光を微小領域に強く閉じ込めることが可能です。この特長を生かしたさまざまな光素子が研究されており、IoT時代を切り開くシリコンレーザー
太陽の約60億倍もの質量がある巨大ブラックホールから「ジェット」と呼ばれる高エネルギーのプラズマの流れが光速に近い速さで激しく噴き出しているのを日本と韓国の共同観測チームが観測した、と国立天文台が15日、東京都内で開かれた日本天文学会で発表した。これまで宇宙の謎とされていたブラックホールから噴出するジェットの仕組み解明につながる成果という。 写真.米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が1998年に撮影したM87銀河から噴出するジェット。撮影時には噴出するジェットの速さなど詳細は不明だった(J. A. Biretta/Hubble Heritage Team/NASA提供) 共同観測チームは、国立天文台水沢VLBI観測所を中心に日本国内4台と韓国内3台の計7台の電波望遠鏡による「日韓合同VLBI観測網」の研究者で構成。同チームの秦和弘(はた かずひろ)助教らは、解像度に優れるこの観測
北海道大学(北大)と国立極地研究所(極地研)は3月17日、海洋の潮汐と連動して発生する氷河地震をグリーンランドで初めて発見したと発表した。 同成果は、北海道大学低温科学研究所、同大北極域研究センター、国立極地研究所、スイス連邦工科大学、フィレンツェ大学の共同研究グループによるもので、3月8日付けの米科学誌「Geophysical Research Letters」オンライン版に掲載された。 グリーンランドは、その面積の80%が平均厚さ1700mの氷で覆われており、地球に存在する氷河・氷床の10パーセントにあたる氷を蓄えているといわれている。近年この氷床が急激に縮小して融解水の流出が増え、海水準の上昇に寄与しているほか、海洋循環や海洋生態系など、地球規模の環境への影響が懸念されているが、氷が崩壊する氷河の末端部や、氷山と海氷に覆われる海の観測は非常に困難で、なぜ氷河が急速に氷を失っているのか
発表・掲載日:2016/03/18 レアアースを添加せずに窒化物で世界最高水準の圧電性能を実現 -スカンジウム添加窒化アルミニウムと同等レベルの性能の圧電材料- ポイント 窒化アルミニウムにマグネシウムとニオブを添加して世界最高水準の性能を持つ圧電材料を開発 レアアースのスカンジウムを使わずに安価なマグネシウムとニオブで圧電性能を向上 次世代通信機器用の高周波フィルターやセンサーネットワークへの利用に期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)製造技術研究部門【研究部門長 市川 直樹】センシング材料研究グループ 上原 雅人 主任研究員と秋山 守人 副研究部門長らは、株式会社 村田製作所【代表取締役社長 村田 恒夫】(以下「村田製作所」という)と共同で、高価な元素を使わずに、窒化物として世界最高水準の性能をもつ圧電材料を開発した。 圧電材料である窒
プロローグ:「銀の匙 Silver Spoon」をご存知だろうか? 「銀の匙 Silver Spoon」というコミックをご存知だろうか。「鋼の錬金術師」の作者でもあり、著名な漫画家の荒川弘氏による、北海道の農業高校を舞台に農業の夢と現実を描写する青春ストーリーである。少年誌で現在も連載中であるが、すでにアニメ化、実写映画化がされるなど大ヒット中のコミックだ。 あらすじはこうだ。主人公の八軒君は、自分のことを認めてくれない厳しい父親が敷いたレール通りの人生、すなわち受験勉強をして進学校に進学する優等生の人生に疑問を持ち、逃げるように都会から離れて農業高校に進学し、寮生活を始める。これまで偏差値至上主義で机上の勉強ばかりの世界で生きてきた八軒君は、農業高校の日常を通じて、生身の家畜を扱いながらも経済的な価値を生まなくてはならない畜産の世界に触れ、葛藤し、感動しながら、持ち前の人助け気質、巻き込
大阪府立大学と産業技術総合研究所(産総研)は3月16日、フォトリソグラフィ法を用いて100万以上のQ値を有する光ナノ共振器を作製することに成功したと発表した。 同成果は、大阪府立大学 工学研究科 高橋和 准教授と、産業技術総合研究所 電子光技術研究部門 森雅彦 研究部門長、岡野誠 研究員らの研究グループによるもので、3月22日に東京工業大学で開催される「応用物理学会」で発表される予定。 シリコンフォトニック結晶を用いた光ナノ共振器は、光を閉じ込める強さであるQ値において100万以上の値を実現しており、光を微小領域に強く閉じ込めることが可能。この特長を生かし、シリコンレーザーや光メモリ、超低消費電力シリコンラマンレーザーなど、さまざまな光素子が研究されている。しかし、これまでのQ値100万以上の光ナノ共振器はすべて電子線リソグラフィ法により作製されたもので、産業応用を実現するには、半導体製造
ベルギーの検察当局は18日、昨年11月のパリの同時多発テロに関連して行われたブリュッセル西部モランベーク地区の捜索で、実行犯の1人とみられ、指名手配中だったベルギー出身サラ・アブデスラム容疑者(26)を拘束したと発表した。当局は容疑者をかくまったなどとして、別の4人も拘束した。 当局の発表などによると、アブデスラム容疑者は警察が突入した際に足を負傷し、ブリュッセル市内の病院で治療を受けている。AFP通信によると、テロに直接関与したとされる10人の中で唯一生存している容疑者が拘束され、テロの全容解明に向けた捜査が大きく進展するとみられる。 アブデスラム容疑者はパリの同時多発テロ後、乗用車でフランスからベルギーに戻り、独南部などで目撃情報があったものの、行方は分からなかった。テロ発生から4カ月もたって出身地のモランベーク地区で拘束されたことは、欧州全体に衝撃を与えている。 アブデスラム容疑者の
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