タグ

ブックマーク / tikani-nemuru-m.hatenadiary.org (22)

  • 科学と呪術:「啓蒙の弁証法」より - 地下生活者の手遊び

    3月31日のエントリの続き。 なんでスピリチュアルが流行るのかというお話の続きですにゃ。 レヴィ=ストロースは呪術的思考について、ニンゲンの「知覚および想像力のレベルにねらいをつけ」たものだと言っているのは前回のエントリの通りですにゃ。ニンゲンの知覚や想像力に親和性の高い発想って、呪術的なことがおおいわけにゃんね。 考えてみれば、相対論間違っている系(=相ま系)のお歴々とか、進化論間違っている系(=進ま系)のお歴々とかって、自分たちの知覚や想像力にあわないって文句をいっていることがほとんどですよにゃ。相対論の場合は光の速度、進化論の場合は馬鹿長いタイムスパンという、日常経験の外側に、つまり ニンゲンの知覚や想像力の外側にあるものがわからにゃーわけだ。相ま系や進ま系のお歴々にとっては、相対論や進化論って出来のワリイ呪術に見えているのではにゃーだろうか。 逆にいうと 「知覚および想像力のレベル

    科学と呪術:「啓蒙の弁証法」より - 地下生活者の手遊び
  • 愚行権とセットになるもの - 地下生活者の手遊び

    加藤尚武「現代倫理学入門」講談社学術文庫P167によれば 現代倫理学入門 (講談社学術文庫) 作者: 加藤尚武出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/02/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (64件) を見る 自由主義の原則は、要約すると、 1判断能力のある大人なら、2自分の生命、身体、財産に関して、3他人に危害を及ぼさないかぎり、4たとえその決定が当人にとって不利益なことでも、5自己決定の権限をもつ となるわけですにゃ。 ここで3の原則を「他者危害原則」、4の原則を「愚行権」と言うのですにゃ。ここが自由主義のキモなんだにゃー。 他者の愚行(お馬鹿な行為)に対して、説得することはできても禁止することは「自由主義社会」ではできにゃーのわけだ。いったん「愚行」の禁止を認めてしまったら、公権力やら多数派の気に入らないあらゆる行為が「愚行」の名のもとに

    愚行権とセットになるもの - 地下生活者の手遊び