先日のエントリーで触れましたように、財務省の審議会が「都市部の医師過剰・過疎地の医師不足を診療報酬に差をつけることで是正しよう」という案を考えているそうですが、基礎資料がこちらに公開されてました。下記はその中の表です: 問題は「この数値がどのように算出されたか?」なのですが、「都道府県ごとの医師数について、面積当たり及び人口当たりで、それぞれ全国平均を1として指数化。これを人口:面積を9:1に配分し、上位(医師数が相対的に多い)の都道府県から順に並べたもの」とされています。詳しく見てみますと、上位3都道府県(東京都・大阪府・神奈川県)はいずれも「面積指数」がべらぼうに大きいために上位にランクされた形です(例えば神奈川県などは人口指数は0.79と「平均より少ないレベル」にも関わらず、です)。この『「人口指数」は平均的だが「面積指数」が大きい』ということがどういう状況を表しているかと言いますと