「御法度」の詐欺に手を染める暴力団が語る「騙せない人間」とは? 作家 夏原武 2015年 5月14日 2015年も半ば近くなってきたが、詐欺、なかんずく特殊詐欺の被害は増える一方という残念な状況が続いている。手口にさほどの目新しさはないものの、受け渡しには様々な手法が登場している。現金をゆうパックや宅配便で送る方法も知れ渡り注意喚起されるようになったことが影響している。手法を周知し、関係機関が努力することは大切だとわかる。 特殊詐欺が増加する要因として暴力団の流入あり と、同時に犯人側は新たな手法を模索するようになり、電子マネーを利用するといった新しい手法も登場している。現金の受け渡し手法を封じ込めただけでは、詐欺自体が減るわけではないのも残念ながら事実なのである。これはちょうどJK商法(女子高生など未成年者を利用した商売)が、マッサージや添い寝からお散歩、カラオケになり、さらにはガラス
服役中に発見した大変な社会問題 2002年、衆議院議員が、秘書給与の流用を行い、有罪の判決を受けて服役した。それ自体は「またかよ」と言わねばならない事件だった。「いつ塀の中に落ちるか」と言われつつも決して逮捕されることなく、今や長老と呼ばれるようになった大物政治家がいることを考えれば、この議員は愚直であり「間抜けだったんだ」と片づけている人もいるかも知れない。 だが、今や元議員となった著者は、刑に服した獄中において、今現在の日本社会で進行しつつある大変な問題を発見し、俗世間へと帰還してきた。 障害者、なかんずく知的障害者によって引き起こされる犯罪である。 障害者は障害を持つが故に犯罪に走るというような単純なものではない。障害者は障害者であるが故に社会から疎外され、健全な心身の成長も、就業による社会参加をも阻まれ、その結果として犯罪の岸辺へと吹き寄せられていくのだ。 この問
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