ブックマーク / patamax.cocolog-nifty.com (1)

  • 建築史の書き方 - 土居義岳の建築ブログ

    建築史とは建築の歴史である。 しかしこの場合の「建築」とは、いわゆる大文字の建築であり、超越であり、理念である・・・。 というように書くとすごく頭でっかちの話しをしているように感じられる。しかしこれはフツ-なのである。 最も凡庸な様式史、つまり和洋、新和洋、大仏様、禅宗様、折衷様・・・、あるいはロマネスク、ゴシック、ルネサンス・・・・といった書き方でさえ、とても抽象的で、理念的なものなのである。 つまりこれらの様式は、個々の建築の血液型や国籍などといったはっきりカテゴリーで規定できるものではなく、いわば「ものさし」を決めているだけである。「ものさし」は定義上、純粋である。しかし個々の建築はとても不純なものである。 たとえばロマーノのパラッツォ・デル・テにしたって、マニエリスムの傑作とされるが、構造は煉瓦造でありとても常套的なものだ。だから観念的にはマニエリスム、実体的には中世とさほどかわら

    建築史の書き方 - 土居義岳の建築ブログ
  • 1