ブックマーク / foujita2003.hatenablog.com (4)

  • 府立一中の坂をくだって赤坂界隈へ。赤坂離宮の国会図書館。 - 旧・日用帳(2003-2015)

    朝。涼しくて曇っているのでこれ幸い、小さな風呂敷包みの弁当箱と番茶入れし水筒を携えて、テクテクと国会図書館に向かって歩く。途中、通りがかりのコーヒーショップでひと休み、とある古書店あてに注文のハガキをサラっと書きあげたところで、スクッと立ち上がって、通りがかりのポストに投函。開館とほぼ同時に国会図書館に入る。 夕方。なんやかやで思っていた以上に時間がかかってしまった。外に出ると、シトシトと雨が降っている。身体をほぐしがてら、赤坂に向かって、テクテク歩く。国会図書館のあと散歩のいくつかのコースのひとつに、国会議事堂前の正面から日比谷高校脇の急な坂道をくだって赤坂界隈に出る、というのがある。あの急激な坂道をくだるのはひさしぶりだなアと急に嬉しくなって、傘をクルクルまわして、つい早歩き。今まで特に気にとめたことがなかったのだけれど、この坂道は「新坂」という名前らしいと、坂の途中の碑を見つめてしば

    府立一中の坂をくだって赤坂界隈へ。赤坂離宮の国会図書館。 - 旧・日用帳(2003-2015)
  • 鎌倉にて鶴岡政男と鏑木清方を見る、日曜日の午後。 - 旧・日用帳(2003-2015)

    正午過ぎ、横須賀線に揺られてトロトロと鎌倉へ行く。まずは、小町通りを直進して、神奈川県立近代美術館へ行き、鶴岡政男展をじっくりと見物。今年4月東京国立近代美術館で見物した靉光展にいたく感激したのだったけれども、立て続けに同年生まれの画家の回顧展(二人とも明治40年生まれで今年生誕100年)を見物できるめぐりあわせとなり、なにかと格別なのだった。 靉光も鶴岡政男も洲之内徹の文章を読んだことで心にその名を刻んだ多くの画家のひとりであり、谷中清水町の太平洋画会研究所とか団子坂の喫茶店リリオムといった固有名詞とともに、ずっと心に残っていたものだった。鶴岡政男展の展示室に足を踏み入れてさっそく、《1943年、靉光、寺田政明、松竣介ととともに「新人画会」結成》のくだりで、胸がツーンとなる。戦前の作品が失われているということもあるけれども、敗戦後からはじまる鶴岡政男展ではそのはじまりで語られる「新人画

    鎌倉にて鶴岡政男と鏑木清方を見る、日曜日の午後。 - 旧・日用帳(2003-2015)
  • 近代美術館から神保町へ歩き、日没とともに九段会館でビールを飲む。 - 旧・日用帳(2003-2015)

    開館十時ちょうどに到着するように、竹橋の東京国立近代美術館へ出かける。いつもだったら気分よく歩いて出かけるのだけれど、暑さにひるんで、今日は地下鉄にのって出かけた。1階の企画展ギャラリーで《アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌》展をフムフムと見物したあと、いつもの通りに、4階から所蔵作品展をのんびりめぐる。いつもたのしみにしている4階の特集コーナーが《劉生と麗子》特集だったので、ワオ! と大喜び。ガラスケース越しに劉生直筆の手紙や日記をいつまでも凝視。ここのコーナー、前回は《群集の孤独 1920-40年代の人間像》という小特集が組まれていて、この美術館で見られるとそのたびに嬉しい木村荘八の《新宿駅》とか、初めて目の当たりにしてなんだか大感激だった内田巌の《歌声よ起これ(文化を守る人々)》といった作品が展示してあって、とてもよかった。次回の小特集はその名もずばり《モダン都市 TOK

    近代美術館から神保町へ歩き、日没とともに九段会館でビールを飲む。 - 旧・日用帳(2003-2015)
    blackspring
    blackspring 2007/09/04
     「イソイソと九段会館へ出かけ、屋上のビアガーデンでビールを飲んだ。2年ぶりの九段会館。接客(突っ込みどころ満載)もバニーガールも2年前とまったく変わることなく、フツフツと嬉しい」
  • 田原町から浅草を歩いて東武電車にのって隅田川を渡り、玉ノ井へ。 - 旧・日用帳(2003-2015)

    前夜の深酒がたたって、ずいぶん朝寝をしてしまう。計画ではお弁当を作って早々に鎌倉へ展覧会見物に出かけるつもりでいたけれども、大方の予想通り、それはちと無理な相談であった。気を取り直して家事諸々を早々に切り上げて、なんとか正午外出。銀座線に乗り換えて、田原町で下車。ドトールでコーヒーとサンドイッチをべて(日の朝兼昼)、ふうっとひと息ついたあと、日傘片手にテクテクと雷門通り沿いを隅田川の方向へ向かう。今日もずいぶん暑い。通り沿いはいつもながらにお祭りさながらの人ごみ、てんぷら屋にうなぎやにすき焼き屋、駅の直前では神谷バー、というふうに次々と目に映るべ物やがたのしい。しかし、いつも目でたのしむだけで、実際には入ったことのないお店ばかり。近々神谷バーでビールを飲みたいなアと言い続けて幾年月なのだった。 とかなんとか、浅草に来るときは、たいていいつも田原町下車。浅草駅にたどりついて、東武伊

    田原町から浅草を歩いて東武電車にのって隅田川を渡り、玉ノ井へ。 - 旧・日用帳(2003-2015)
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