胸ポケットのないシャツが「世界標準」――こんな記事を朝日新聞が掲載して話題になっている。 日本のビジネスマンの間では、胸ポケットつきのシャツが一般的で、そこにペンやネームプレートをはさんで使用する姿も多く見られる。デパートなどに並んでいるワイシャツもほとんどが胸ポケットつきだ。 こうした日本の「常識」を覆すような話に、「本当に世界標準なのか」と驚きまじりの疑問が投げかけられているのだ。 世界レベルの企業なら胸ポケットを「プロではない」と見下す人も イギリスのトーマスピンクやアメリカのラルフローレンといったブランドの現地サイト上でカタログを見ると、日本のワイシャツにあたる「ドレスシャツ」の項目に、胸ポケットつきのものはみあたらない。また、英国紳士の鑑たるジェームズ・ボンドが劇中で着用するトム・フォードのシャツにも胸ポケットはない。 やはり、胸ポケットがついていないのが「世界標準」なのか――。