軽く暖かいダウン、吸水速乾の機能を持った肌着、いま当たり前に着ている衣服が将来、「ヴィンテージ」として重宝されているなんて考えたら、持っている服一つ一つが特別なものだと思えてきます。でもそれは未来に過去の意匠を掘り起こす人がいたらのこと。 そう考えるきっかけとなったのは、「アジャスタブルコスチューム」のオーナー兼デザイナー・小高一樹さん。今から100年前のファッションを現代に蘇らせる1人です。 キャスケット一つとっても、今は流通していない四つ割スナップを採用し、見えない部分まで忠実に再現。彼がいるその場だけ、まるでタイムスリップしたように錯覚させます。 そんな小高さんによる連載「ヴィンテージの意匠」。初回は、スリーピーススーツについてお話しいただきました。スーツが激動する1920~40年代を、小高一樹のレンズを通して時代を巻き戻してみましょう。 連載「ヴィンテージの意匠」時代のグラデーショ
![1920~40年代のアメリカのスリーピーススーツから、時代のエッセンスを感じる | MUUSEO SQUARE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/874f9a8097b7ca883b2a2fe32ed068ee725b98d0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd17x1wu3749i2y.cloudfront.net%2F2021%2F11%2F10%2F15%2F34%2F47%2F7e83ba93-9bd8-44dc-bede-90ab80af6bc2%2Ffile.png)